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東証大引け 日経平均、反発 一時史上最高値上回る 配当に絡む買い強く 国内株概況 2024年3月27日 15:35

2024-03-27 15:42:41 | 日記
東証大引け 日経平均、反発 一時史上最高値上回る 配当に絡む買い強く
国内株概況
2024年3月27日 15:35

27日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比364円70銭(0.90%)高の4万0762円73銭だった。3月期末を前に個人投資家や機関投資家による配当に絡む買いが強まり、史上最高値を上回る場面もみられた。日銀の緩和的な金融環境が継続するとの見方も投資家心理を強気に傾かせた。

東エレクやファストリといった値がさの一角がけん引して、日経平均は22日に付けた史上最高値(4万0888円)を上回る前日比581円高の4万0979円まで上昇する場面があった。大引けにかけては利益確定売りが出て伸び悩んで終えた。

きょうは3月末の権利付き最終売買日とあって個人投資家などから配当取りを意識した買いが入りやすかった。高配当株とされる商社などに買いが集まった。機関投資家が期末配当の受け取りに先回りして株価指数先物などに投資する「配当再投資」への思惑も意識された。「配当込みの株価指数」に連動した運用を目指す機関投資家は、同指数との値動きのズレを抑えるため、配当を受け取る前にそれと同額を指数先物の買いに充てる。この期末特有の買いが相場を支えるとの見方から、株価指数先物主導で日経平均は強含む場面が目立った。

外国為替市場では円相場が一時は151円97銭近辺まで下落し、152円台に迫った。その後は為替介入への警戒感から円は下げ渋る場面もあったが、日米金利差を背景にした円安・ドル高基調が続くという見方は輸出関連株の買い安心感につながった。日銀の植田和男総裁は27日、衆院財務金融委員会に出席し「当面、緩和的な金融環境が継続する」との見解をあらためて示した。これまでのハト派的な姿勢を維持し、短期筋の株価指数先物買いが強まる場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は18.48ポイント(0.66%)高の2799.28だった。JPXプライム150指数は続伸し、8.61ポイント(0.71%)高の1216.16で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で5兆2189億円、売買高は18億9669万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1221と全体の約7割を占めた。値下がりは394、横ばいは40だった。

TDK、ダイキン、アドテスト、住友不が上昇した。一方、富士フイルム、ソフトバンクグループ(SBG)、信越化、ネクソンが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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