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東証大引け 3日続落、2カ月半ぶり安値 米金利の上昇嫌気、中国景気不安も 国内株概況 2023年8月18日 15:37

2023-08-18 20:27:12 | 日記
東証大引け 3日続落、2カ月半ぶり安値 米金利の上昇嫌気、中国景気不安も
国内株概況
2023年8月18日 15:37

18日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、前日比175円24銭(0.55%)安の3万1450円76銭で終えた。6月1日(3万1148円)以来2カ月半ぶりの安値。米金融引き締めが長期化するとの見方から米長期金利が上昇し、前日の米株式相場が下落。東京市場でも幅広い銘柄に売りが優勢だった。経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団が17日、ニューヨークで連邦破産法第15条の適用を申請し、投資家のリスク回避姿勢が強まった。

17日の米株式市場ではダウ工業株30種平均などの主要3指数がそろって下落。米長期金利が一時4.32%と2022年10月以来の水準まで上昇し、米株式相場は調整色を強めている。米株安を受けて日本株にも売りが先行し、日経平均の下げ幅は350円に達する場面もあった。

中国の景気悪化懸念も相場の重荷となった。中国恒大集団の破産申請をきっかけに、中国不動産最大手で資金繰り難が表面化している碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)など連鎖的な破産につながるとの観測が広がった。ファストリや安川電など中国関連とされる銘柄が下げたほか、訪日中国人の消費動向に影響が出るとの見方から三越伊勢丹や高島屋などのインバウンド(訪日外国人)関連株の下げが目立った。

市場では「米景気に再加速の兆しがみられ、米長期金利が上昇していることが株安の主因。中国の不動産市況の低迷はこれまで度々報じられており、ある程度は織り込み済み」(大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジスト)との声があった。中国・上海株式相場が上昇する場面では、日本の株価指数先物にも買いが入り、日経平均は一時、上昇に転じた。

東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、15.77ポイント(0.70%)安の2237.29で終えた。JPXプライム150指数も3日続落し、終値は6.68ポイント(0.66%)安の1002.79だった。東証プライムの売買代金は概算で2兆8832億円、売買高は11億9796万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1448銘柄、値上がりは334、変わらずは53銘柄だった。

ダイキンや信越化、フジクラが下落した。半面、アドテスト、東エレク、ニデックは上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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