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東証大引け 大幅反落、今年最大の下げ 金利上昇に警戒 国内株概況 2023年8月2日 15:25

2023-08-02 18:26:01 | 日記
東証大引け 大幅反落、今年最大の下げ 金利上昇に警戒
国内株概況
2023年8月2日 15:25


2日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反落し、前日比768円89銭(2.30%)安の3万2707円69銭で終えた。下げ幅は今年最大で、2022年9月14日(796円安)以来の大きさとなった。米ハイテク株安の流れを引き継いだ売りが出たほか、国内長期金利の上昇にも警戒感が強まり、利益確定売りに押された。午後にかけて株価指数先物主導で次第に下げ幅を拡大する展開となった。

前日の米市場では米長期金利の上昇でハイテク株が売られた。さらに日本時間の2日朝方には大手格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国の長期外貨建て発行体格付けの引き下げが伝わった。米株価指数先物は日本時間2日の取引で下落したが、それ以上にきょうの日経平均の下げはきつかった。

海外勢が休暇入りする8月は例年、中旬にかけて夏枯れムードが強まりやすい傾向がある。今年は日銀の金融政策修正という日本独自のリスク要因もある。日銀は過度な金利上昇を抑える姿勢を示しているものの、国内長期金利は一段と上昇し、投資家心理を冷やした。前倒しで日本株の利益確定に動く投資家が増えたことで一方的に下げる展開となった。

国内長期金利の上昇で割高感の意識されやすい高PER(株価収益率)株を中心に売りがかさんだ。アドテストをはじめ半導体関連が下げた。日経平均採用銘柄ではないが、直近までほぼ一本調子で上昇していたゼンショHDも個人投資家などからの売りがかさんで急落した。

トヨタが逆行高となったほか、コマツなど機械株の一角にも買いが入ったが、局所的な物色にとどまった。

東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、前日比35.60ポイント(1.52%)安の2301.76で終えた。JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反落し、大引けは前日比19.33ポイント(1.83%)安の1034.79だった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆4846億円。売買高は18億3485万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1503と、全体の約8割を占めた。値上がりは287銘柄、変わらずは45銘柄だった。

ファストリ、東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、テルモ、豊田通商が下落した。一方、フジクラ、富士電機、キーエンスが上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕



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