お正月の風物詩といえば、箱根駅伝。
青春を掛けて仲間たちのためにタスキをつなぐ学生たちの姿は、いつの時代も感動を与えてくれます。
そんな箱根駅伝ですが、実際にはどこで見るの?とご存知ない方もいらっしゃると思います。今回は、観戦の基本となるスタートラインとゴールラインを紹介したいと思います。
じつはスタートラインとゴールラインはおなじ場所ではなく、各々違う場所に設定されてあります。ただし、読売新聞本社前であることは変わりません。建物の左か右かの違いだけです。
▲この地図で見ると下が皇居で上に東京メトロ丸ノ内線の大手町駅がみえます
▲さらに近付いて見ると、大手町駅の出口C3にむかえば読売新聞本社の目の前に出ることができます
▲さらに近付いて見ると、大手町駅の出口C3にむかえば読売新聞本社の目の前に出ることができます
▲読売新聞本社の正面に来ました
▲こちらがC3出口になります
▲左をみると赤色の建物がKDDIビルになります
▲その読売新聞本社とKDDIビルの間にスタートラインがあります
▲道に入って近づいてみましょう
▲駅伝は旧東海道を沿って走っているので、右側に見える読売新聞敷地内には旧東海道の宿場町を巡るプレートが並べられてあります
▲旅の最初が日本橋ですね。その下になにやらゴールドのプレートがみえますが…
▲線を辿れば、ここがスタート地点になります
▲箱根駅伝当日のスタートの様子です。こちらは読売新聞社正面の反対側から撮影しました
▲これは正面側からの写真です
では、ゴールラインは?
▲こんどは先ほどの読売新聞本社の正面を向いて、右側になります
▲右側の道を進むと
▲ひだりの読売新聞敷地内になにやら像がみえてきます
▲絆と書いてタスキと読むのでしょうか?
▲その横には歴代優勝校のプレートがズラリと飾られてあります
▲駅伝が終わった翌日のプレート前ではメディア関係者が声を掛けていました
▲この時は、98回目優勝の青山学院の名前がはめ込まれていませんでした
▲ゴールラインは、その絆の像と優勝校プレートの間にあります。足下をみると、黄金に輝くプレートがはめ込まれています
▲ゴールラインです
▲辿ると…
▲赤いスプレーで印がつけられてありました
▲ここが感動の瞬間を迎えるフィニッシュラインです
ところでこの近くには、駅伝ファンの間で有名な“寺田交差点”と呼ばれる場所があります。2011年の箱根駅伝で國學院大学の代表として出場した寺田夏生選手がコースを間違えてしまったことから、そう呼ばれるようになったのです
▲地図でみるとここです。ゴールラインはすぐ目の前なのになぜ間違えたのでしょうか?
▲こちらが寺田交差点です
実はその左(走ってる選手からしたら右側。寺田さんが間違った道)に進むと…
▲角を左に曲がればスタート地点にたどり着くことができます。中継車はゴールラインに行かずこちらに曲がっていくので、つられて行ってしまったそうです
▲2022年の駅伝の様子です
▲熱気あふれる沢山のギャラリーが集まりました
▲スタートを撮影するカメラマンたち
▲スタート前になると警備員たちがしゃがみこんでくれます
▲パンっと乾いた音とともにしばらくすると選手たちが走ってきます
▲あとを追いかけるバイク
▲中継車
▲監督を乗せた車。手前のは駒大の車です。当時は絶対的な優勝候補でしたが叶いませんでした
▲どんどん発進します
▲あっという間の出来事でした
次回の駅伝(2023年1月2日、3日開催)は、99回目。そして2024年は、節目となる100回目をむかえます。
ご存知の通り箱根駅伝は、関東の大学チームしか参加できない大会ですが、100回目を記念に全国へと門戸がひらかれます。
実際には有名選手のほとんどが関東の大学に集っているので地方の大学は出場すら厳しいだろうというのが大方の見方です。ただ、少なくとも名実ともに全国へと羽ばたこうとしています。
それが記念大会として一過性で終わるのか、それとも今後とも継承されるのか。
とにかく変わろうとする姿勢は歓迎すべきだと思います。そして箱根駅伝がより多くの人たちから愛されるお正月の風物詩となってほしいなと願っています。