銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

つるの湯(福島・福島)

2022-11-19 06:29:00 | 銭湯
#つるの湯





東北新幹線
#福島駅
▲JR福島駅。東京駅から1時間半ほどで来ることができる。東京にもっとも近い東北といえるだろう






▲階段をおりて


▲降りたところ

▲出口にむかって

▲目的地は東口なので左に進む

▲そのまま真っ直ぐ



▲右に東口の出口がある

▲エレベーターで降りて


▲なぜか在来線の改札口に出る

▲そこを抜けたところ


▲外に出たらイベントをやっており、直販でリンゴがなんと4個300円(1個だけなら100円)で売っていた! 有名ブランド(陽光、弘前富士、ジョナゴールド、シナノスイーツ)ばかりだったのでつい買ってしまった。あとでもっと買っとけば良かったと激しく後悔した


▲そのまま真っ直ぐ歩き


▲横断歩道をわたり


▲この時は蚤市をやっていたので、歩行者天国だった










▲そのまま真っ直ぐ横断歩道をわたって


▲まちなか広場が左にみえてくるので


▲まちなか広場を左斜めに進む


▲広場の端っこまで来たら


▲右に進む


▲並木通りを歩く


▲あとはひたすら直進するだけ


▲大通りもわたり


▲ここからテルサ通りと呼ばれる



▲テルサ通りが終わり


▲目の前の通りが115号線。右には福島の代表的な川である阿武隈川が見える。日本で6番目に長い川だ


▲115号線を渡ってちょっと歩くと


▲左につるの湯がみえてくる

▲日曜日は朝風呂もやってる意欲的なところであるが


▲11月27日に終了のようだ


▲到着


中に入ると左右に下足箱があるが、鍵がひとつもついていない。なので、ただ入れるだけ。
下足箱の扉を開くと、仕切り板が真ん中に入っていて(空間が上下に分かれてる)、靴を入れると高さがギリギリだった。
奥に進めば目の前に小さなロビーがあって、左側に家庭にありそうなテーブルと椅子が並ぶ。この時は照明が落とされていて暗かった。
右に受付のフロントがあり、座るのは70代ぐらいの男性。見た目は渋めな人だった。
「こんにちは」と挨拶して、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、指でバッテン印をして、「コロナでダメなんですよ。保健所から禁止されていて」と言われた。買うのならありますよということで、200円のタオルをいただくことに。
1000円札を出してお釣りが350円だったので、入浴料は450円だった。
どう見ても一見さんだからか、「男湯は左奥になります」と案内してくれた。
のれんをくぐると、今度は扉。押して開けると脱衣場になるが、そんなに広くはなくて、こざっぱりとしている。壁の側面は木材を使うなど見た目は優しい空間になっていた。
真ん中に島ロッカーがあり、右側は全面が鏡台になっている。いくつかドライヤーがあって、左側はちょっとした休憩所になっており壁沿いに長椅子が並ぶ。
休憩所のところには掲示物が張ってあって、福島駅周辺の銭湯を網羅した銭湯マップがあったのだが、今や福島市で銭湯を営んでいるのはつるの湯ただ一つだけである。福島は温泉が有名であるが、日常的に使う銭湯の文化は廃れつつあるようだ。


▲赤い印がかつての銭湯の跡。これだけあったのに今はつるの湯だけとは信じがたい




浴室の扉を開けると、浴室もまたこじんまりとしており、だいぶ小さな銭湯という印象を受けた。
真ん中に島カランがあるが、カランは2つだけ。
左右の壁にあるカランも4つか5つほどで、7~8人ほどの入浴客でほとんど埋まってる状況だった。
立ちシャワーはなかったが、壁にハンドシャワーが一つだけあった。
シャワーの出は基本的に普通だが、なぜか途中で強まることがあって圧力が不安定だった。


浴槽は奥にあって、通路を隔てて左右2つに分かれている。
左にある浴槽は主浴槽で、その中で右側がバイブラ仕様。水まくらがあったが冷たくなかった。
左側は電気風呂で思ったよりも強めだ。
お湯の温度はおそらく43℃ほどで、小さな解説板にも43℃と表記されていた。このように温度を明示してくれてるところは珍しい。


通路を挟んで右にあるのがミネラル温浴泉と呼ばれるもので、浴槽の左右すみっこになにやら薬剤らしきものが沈んでいた。成分の解説はなく、「遠くにある銭湯よりも近くのミネラル温浴」といった文言が書かれてあった。
温泉のような色がついているわけでもなく匂いもなく、一体なんの湯船に入っていたのかまったく謎だった。
こちらの温度は41℃ほどとぬるめで、すぐにのぼせることもなく快適だった。時間が許す限りずっと入っていたい気分だった。


壁絵などはなくて、装飾にほとんどこだわりは感じられなかった。
客層はほぼ高齢者か中高年。自分が普段見かけない客だったせいか、直視されることはなかったけど、なんとなく意識がこちらに向けられてるような気配を感じた(気のせいかもしれないけど)。


ここの銭湯はずいぶん前から知っていたので、いつか福島に行く機会があれば訪ねてみたいと思って念願が叶った形だった。
決してバリエーションは豊富でなかったが全体的に手作り感に満ちており、終始なごむことができる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 福島
経路 東にむかう
周辺の環境 阿武隈川

●空間演出
建物外観 自宅兼用
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビーと脱衣場
脱衣所 小さいが落ち着いた佇まい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、電気風呂、ミネラル温浴泉
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入200円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの男性
客層 高齢者や中高年


【案内】

住所
福島県福島市北町4-18 

電話番号
024-523-2645

料金
400円

営業時間
15:00~23:00 日曜日は朝湯も実施

休館日
月曜

付近の駅
福島駅(福島交通飯坂線)

※おふログホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rose-tky)
2022-11-20 09:49:31
うっわ 🎁ユーさーーーーーーん‼️㊗️

すごーーーーーーーーーーーい

とうとう 福島まで 足を伸ばされて 

フットワーク 軽いですねえ!
返信する
Unknown (southandnorthface)
2022-11-20 12:10:41
@rose-tky モンモンさんへ

10月に鉄道150周年記念の切符が格安で売られてたので、この機会を逃したらなかなか行けないなと思い、色々行ってきました!
まだ紹介していない他の地域の銭湯もあるので、アップした際は読んでいただけたら幸いです。
福島は勝手なイメージで遠い地方と思っていましたが、新幹線に乗ってしまうと意外と近いなという印象です。
一時間半ぐらいならいつもの銭湯巡りとほとんど変わらないので(東京によってはむしろ近いぐらい)、日常の延長で訪ねた感じですね。
福島はくだもの王国と呼ばれますけど、ほんとに美味しかったです。また福島に行く機会があったら絶対にくだものを買っていこうと思っています。
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Unknown (sun-sun)
2022-11-20 19:45:39
こんばんは。

福島は競馬場もあるし、一度は行ってみたいんですよ。
こちらの建物はピンクの差し色がかわいいな。
市内で一軒で朝風呂もやめてしまうとは、ちょっとさみしいですね。
そういえば昔、いわき市の銭湯に行ったことがあったなーと思い出して、Googleマップで探してみたら見つけられませんでした。
やはり普通の銭湯は減ってしまってますねー…。

話は変わりますけど、今日行きつけの銭湯に行ったら、昆布湯だったんです!
ユーさんも記事にされてましたよね。存在は知っていたけど、初めて入りました。
超〜温まりました。
しゃぶしゃぶの肉の気持ちがよ〜くわかりました笑。
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Unknown (southandnorthface)
2022-11-20 20:53:20
sun-sunさんへ

こんばんは。

福島の競馬場は見てきました!
直接たずねたのではなくて、信夫山(しのぶやま)というところを登って眼下の町並みを眺めていたら、ずいぶん立派な建物があるなぁと思って調べたら競馬場でした。
最初は新幹線の駅かと勘違いするほど豪華な建物だったんで驚きました。

銭湯の差し色は、おしゃれですよね。イメージしていたよりも垢抜けた銭湯だったので拍子抜けしました。
いまは燃料の高騰でほとんど利益が出ないのか、経営者の高齢化で大変だからやめたのか分かりませんが、やはり自分も残念と思いました。

昆布湯をついに入りましたか笑
あれは生臭くて自分はダメでしたが、確かに体の芯まで暖まるかも。
しかし昆布湯は意外とポピュラーなんですね。12月は冬至のゆず湯が楽しみです。
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