銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

愛染湯(東京・板橋本町)

2021-01-09 06:40:00 | 銭湯
東京・板橋本町
#愛染湯






都営三田線
#板橋本町駅



▲板橋本町駅の改札口


▲路線図はこんな感じ

▲板橋は東京の一番上あたりに位置する


▲まずは地上にあがる










▲地上にでたところ


▲右側をみると高速道路が交差してるのだが、その左側に進む


▲なので、みずほ銀行前まで歩き


▲この横断歩道を渡る


▲ここを渡ったら左


▲左に向いたところ


▲そのまま真っ直ぐ


▲この坂道をしばらく下る。日差しが眩しい








▲奥に郵便局がみえるのだが、その手前で止まって


▲右折する


▲まっすぐ歩いて










▲ここでストップ


▲左折する


▲この道を進めば


▲愛染湯(あいぜんゆ)が見えてくる










▲訪れたのは金曜日だったのだが、タイミングの悪いことに不定休のお休みの日に来てしまった




▲また来る羽目に…


▲そして別の日にやってきた時の写真


下足箱のスペースに入ると、とても新しい雰囲気。それもそのはずで、リニューアルして1年も経ってないようだ。
下足箱は一般の銭湯では珍しくコインリターン式である。こういう事態を想定して100円玉は常に持ち歩くようにしてるので問題なかったが、狭いスペースに数を揃えるためなのか、一つひとつのサイズが小さい。なので靴を入れると扉が閉まらなかった。この日履いてた靴は28cmだったので、仕方なく斜めにしてなんとか入ったが、バカの大足は入浴客として想定してないのだろうか…。


左の自動扉を抜けて中に入ると、入り口左のところに券売機が2つある。
メニューは色々とあるが、貸しタオルでバスタオルはわかるが、単に「貸しタオル」のところに「マスク」との紙が貼ってある。マスクってなんだ?と思いながら、とりあえず押してみたが、受付で渡されたタオルは普通のフェイスタオルだった。いまだ謎である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


受付はロビーの右側にあって、座るのは60代ぐらいの男性。
昔ながらの親父さんという感じだ。
「下駄箱の鍵を出してください」と言われて出すと、「ここは始めて?」と聞かれたので「はい、そうです」と応えるとタオルと一緒にカードも出されて、写真を示しながら「通常の鍵があるけど、このカードをロッカーの裏側に差して使って。分からなかったら、人(たぶん客のこと)がいるから誰かに聞いて」と言われる。
男湯はどっちか確認すると、「こっちね」と左側を示されて、「ロッカーの番号は関係ないからね」とも教えてくれた。



出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐって中に入ると、かなり広めの脱衣場である。左端にマッサージチェアがあり、真ん中付近には長いすが2つ並ぶ。とくに飾りたてるものはなくてスッキリとした印象。
先ほど教えられたとおり、ロッカーを開けて裏側にカードを縦に差し込む。どういう仕組みなのか分からないけど、これで鍵を閉めることができる。
ここまで徹底してるのは、リニューアル前に鍵の紛失が相次いだからかもしれない。客からすると煩わしくて手間なのだが、店側からしたら鍵がなくなるとシリンダーまで交換しなくてはならないのでこうせざるをえないのだろう。手間を掛けずに鍵を紛失しない仕組みがあればそれが最善なのだが。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けると、こちらもとても綺麗な浴室になっている。
右側はカランが並び、横列に島カランが3つ並ぶ。
右手前に立ちシャワー。こちらは水とお湯の2つのハンドルがあるが、表記はハンドルにCとHとしか記されてないので、パッと見わかりにくい(CはコールドHはホット)。やはりほかの銭湯のように色別で示してくれるほうが親切だ。


カランは首から回せる昔ながら固定シャワーで、ふつうの使い勝手。
備え付けはすべての箇所に用意してくれている。
この日は寒波が押し寄せた大晦日の日に訪ねたので、シャワーを浴びると大した温度でないはずだが、手が熱く感じて痛かった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


手前左側には、サウナ。
そのサウナから奥に掛けて浴槽が並ぶ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲サウナは男湯のみらしい。200円の別料金だった


サウナの横にあるのが露天風呂で、かなりおしゃれな雰囲気。屋根が特に立派で美しい。
ここは薬湯らしく、この日はミルク風呂だった。
温度は41℃ぐらいで気持ちいい。
周りには椅子が並ぶので、外気浴もできるし、ちょっとした小さな庭?もあって目を楽しませてくれる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


露天風呂の奥に掛けて室内の風呂であるが、最初が水風呂。水温は18℃ぐらいか。その水風呂の奥が熱湯で、46℃か47℃ぐらい。最初は問題無かったけど、次第にけっこう効いてくる。
そんなに長湯しなかったはずだが、浸かってた部分が真っ赤になった。


そして最後がここの主浴槽で、座湯が2つと電気風呂。
電気風呂は試してみようと思ったけど、ずっと独占してる人がいたので最後まで使えなかった。
座湯も人気で、高齢者グループがほぼずっと使っていた。こちらはたまたま空いたときに利用したけど、ふつうの座湯。温度は42℃ほどで、こちらも普通の温度である。


壁絵は、天女を描いたチップタイル絵で迫力と厳かさがある。間仕切り壁のところには闘鶏の絵。ほかの銭湯では見られないセンスの良さを感じた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ゆっポくんま天女バージョン


客層は、ほぼ高齢者。浴室に入った瞬間から話し声が響いていており、露天風呂の入り口にはおしゃべりはお控えくださいと注意書きがあったが、あまり気にしてないようだ。聞こえてくる話はコロナの話なので、飛沫の感染リスクは知らないわけではなさそうだけれども…。
カランの私物が起きっぱなしも散見されたし、けっしてマナーの良いお客さん達というわけではなさそうだが、常連ばかりの銭湯にありがちな干渉的に一見さんを見てくることもなく、とくに面倒な印象は抱かなかった。


リニューアルしたということでとても綺麗で設備はしっかりしているし、思いのほか熱いお湯も堪能できた。なによりも平日に11時開店というのは素晴らしい。日曜日はなんと8時から。サービスの質も全体的に高いところだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 板橋本町
経路 高速道路を下る
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 天女のタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広くて綺麗
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 露天風呂(薬湯)、水風呂、座湯、電気風呂
サウナ あり
温度 41~47℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 昔ながら
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの男性
客層 高齢者がほとんど


【案内】

住所
〒173-0012
板橋区大和町46−7

電話番号
03-3962-4576

アクセス
都営三田線「板橋本町」駅下車、徒歩10分

休日
不定休

営業時間
11:00-22:50(最終閉店23:00)、日曜は8:00より営業
男性サウナは2時間まで、開店から22:45まで利用可(受付は22:00まで)

※東京銭湯ホームページ転載