銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

常磐湯(東京・五反野)

2023-11-18 07:47:00 | 銭湯
#常磐湯





東武スカイツリーライン
#五反野駅
▲東武の五反野駅

▲北千住から近い場所にある



▲改札口

▲五反野駅前通り商店街をただ真っ直ぐ歩くだけだ


▲改札口を抜けて右が北方面で、左が南方面

▲今回は左方面に進む



▲歩いてすぐ右側のところに煙突がみえてくる


▲オレンジ色のテントが目印だ



▲到着


▲階段を上がり


▲二階に入り口がある


階段を上って二階まであがると、検温器とアルコールスプレーがあった。
額をかざしてみるが、一向に反応なし。帰りの時は腰の大きく曲がった高齢女性がショッピングカートを持ちながら懸命にあがっていた。息を切らせながらも来る熱意に感服する。その女性も検温器に額を近づけていたが反応していなかった。
入り口は右側にあるのだが、ちょうどそのタイミングでクロネコヤマトの配達員が荷物を届けている最中だった。運んできたものに人工温泉水と書かれてある。ということは人工温泉が楽しめる銭湯なのだろうか?


下足箱は左手前で、奥まった先に受付のフロントがある。座るのは、50代後半から60代前半ぐらいの男性。終始穏やかな対応だった。それとずっとパソコンとにらめっこしていた。
支払いはフロントの目の前にある券売機でチケットを購入するのだが貸しタオルの項目がなかったので直接聞くと、すぐに「ありますよ」と出してくれた。
男湯は右側で、女湯は左側。


のれんをくぐると、脱衣場は横幅のある空間で、その真ん中には机が置かれてある。周りを椅子が取り囲む。
控えめな音量であるが、BGMが流れていた。流れていたが、なんのジャンルだったかすっかり失念してしまった。


浴室の扉は左右に二つあり、扉をあけて中に入ると浴室もまた横幅のある空間になっている。島カランは二つあって、カランのヘッドはそれぞれ違っていた。拡散するタイプと狭いタイプとあるので好みで選ぶことができる。
立ちシャワーは左側に二つ並び、どちらもハンドシャワー仕様だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、すごく細切れに分かれていた。ただ、すべてお湯を共有しているので、実質一つの湯船。
左側から見ていくと、座湯なのだが深浴槽のような形で左側に水枕がついており、ジェットも横から噴出していた。ちょっと変わった作りだ。


お隣はハイパージェットで、ボタンを押すと出てくるもの。勢いも申し分なく、問題なかった。
さらに右隣は打たせ湯のような装置が上についている。ボタンを押そうと思ったが、テープが張られていた。これは明らかに壊れているサイン。一応念のために押してみたが予想とおり稼働せず。
さらに右にもボタンがあるが、設備そのものが取り払われていた。かつてはなんであったのかすらもう分からない。
次の隣は二人ほどが入れるバイブラで、湯船の奥には蛍光灯の光が二つ灯っていた。通常だと赤外線なのだが、ここは明るい光のみ。


そして最後の一番右にあるのが、ここの目玉ともいうべき人工温泉で、玉川温泉をうたっていた。
ラドン発生セラミック装置があるという解説が書かれてあった。隅っこを見てみるそれらしきステンレス製の小さな箱がみえる。そこから人工のラドンを発生させているのだろうか?
となると、先ほどのネコ便が運んで来たものは一体なんだったのかと考えてしまった。
よく分からないけど、とりあえずなにかしらの付加価値はつけていることは間違いなさそうだ。
玉川温泉にある北投石はいまだと天然記念物で手にすることはできないが(法律が作られる以前に保有していたら使える)、こういう形での人工的に再現するところはたまに見かける。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲玉川温泉のブランド力は、銭湯を通じて実感する


壁絵は正面のところがタイル絵があり、こちらは海に浮かぶ諸島が描かれている。
右の壁には林の写真が貼られ、なんの木か分からなかったが写真自体は比較的綺麗だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は全員高齢者で、脱衣場には何人もの高齢者がいたものの、浴室に入る時は誰もいなかった。
しばらく独占状態が続いていたが、しばらくすると数人の客が入ってきた。ただみんな静かに過ごしているの、えもいわれぬ寂しさを感じる空間だった。
設備が複数壊れているのは残念だったが清潔感はちゃんとしており、終始穏やかな気持ちで時間を過ごすことができる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 五反野
経路 南方面に真っ直ぐ
周辺の環境 商店や住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 海や島、林の写真
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 古いが広くて綺麗
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、ハイパージェット、バイブラ、人工温泉
サウナ なし
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代後半の男性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒120-0015
足立区足立4−28−8

電話番号
03-3886-0836

アクセス東武伊勢崎線「五反野」駅下車、徒歩3分

休日
火曜、第一水曜

営業時間
15:00−22:30
変更の場合事前に掲示板で告知


※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mac68615)
2023-11-18 08:36:10
銭湯あったんですね。しかも駅そば。その先で右に折れてました。当時行けば良かったです。
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Unknown (swi_swi)
2023-11-18 08:37:24
初めまして。
五反田ではなく五反野、初めて知りました。
銭湯/温泉巡りは体にも良さそうですね!?移動も健康的だし、入浴でポカポカ血流が良くなりそう!
今後とも楽しみに読ませていただきます。
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Unknown (southandnorthface)
2023-11-18 10:07:50
@mac68615 mac68615さんへ

銭湯って作りが地味なためか、みんなから見逃されているんですよね笑
自分も意識して探してようやく見つけてるぐらいです。
この地域はまだまだ銭湯がけっこう多いで、しばらくこのあたりを訪ねることになりそうです。
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Unknown (southandnorthface)
2023-11-18 10:22:44
@swi_swi swi_swiさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます!

自分も五反野は銭湯を探していて、はじめて知ったところだったんです。
東京ってすごく広くて知らないところが沢山あるなと、銭湯めぐりをしていていつも実感しています。
今は寒くなってきたので、銭湯に入ると本当に気持ち良いです。
ブログを読んでいただいて、少しでもお役に立てたら幸いです。
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