銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

和光温泉(大阪・動物園前)

2023-11-25 06:51:00 | 銭湯
#和光浴場




大阪メトロ御堂筋線
#動物園前駅
▲動物園前駅の2番出口

▲出たらアベノハルカスの方に歩く

▲ひたすら真っ直ぐ

▲阪神高速道路の下をくぐり




▲ここで立ち止まり


▲右折する

▲細い路地をちょっと歩くと




▲右手に和光温泉がみえてくる


▲炭酸温泉まであるそうだ

▲ここでもランナーズ銭湯。マラソン人気は東西を問わずである


▲到着


ここは一見すると、ふつうの銭湯かな?と思うのだが、中に入るとそのスケールの大きさに驚かされる。まずは入り口に入ると、すでに男女の入り口が分かれているのだが…。
自動扉をあけて中に入れば、左に番台、右に券売機が2つ並ぶ。
とりあえず入浴料と貸しタオルセットのチケット(この時はまだ入浴料が490円だった)を購入して、受付の人に渡す。
受付に座るのは、50代ぐらいの男性。物静かで淡々とした対応だった。


脱衣場に足を踏み入れると、さっそく戸惑ったのは、脱衣場が女湯側まで広がっていることだ。
当たり前だがすべて男湯のスペースであるが、ふつうなら男女に分かれている部分まで全部男湯になっている。
つまりここは一般的な銭湯の倍の広さなのだ。これにはすごくビックリしたし、女湯はどこ?と探してしまった。(結局、女湯の場所は最後まで見つけられなかった)


ロッカーは右壁一面に並ぶのと、一番左の手前側にも並ぶ。ドレッサーは、真ん中に二つとその左横に二つ。
ついでに言うと、トイレは右側の部屋に二つある。とにかくすべてが倍。
右の部屋は手前に窪みがあって、洗濯機や乾燥機が複数並ぶ。これは近所にある日ノ出湯とおなじ作りだった。地域共通の作りなのは銭湯あるあるである。
それらの間にソファーだったり、マッサージチェアが所々置かれ、一番ひだり端にはテレビとそれを囲むようにソファーが配置されていた。
建物自体はかなり古くて、ちょっと雑然としたところもあってけっして洗練された空間ではないが、このボリュームには圧倒される。
浴室の入り口も2つあるが、右側の扉は閉めきられて、左側のみ出入りできる。


通常だと男女に分かれているスペースだが、男湯のみで独占されているのでとにかく浴室もデカいし、種類も豊富で頭が混乱してくる。
まずは真ん中にある間仕切り壁の左右に湯船が並ぶのと、ここは露天があり、サウナがあり、水風呂もあり、スーパー銭湯と肩を並べる規模だ。


カランは左右両方の壁に並び、椅子が持ち運べるものではなく石で作られた固定されたもの。この作りは大阪でしか見掛けたことがない。
ハンドルは左右に切るタイプで、ノズルはやや小さいのだが勢いは十分。お湯と水が出る蛇口は高さが違っており、これも大阪特有の作りだ。


浴槽は間仕切りを真ん中にして左右に浴槽がほぼ対照的に並ぶ。左側は手前がバイブラで3~4人が入れる広さと温度は42℃ほどだった。


出典:和光浴場ホームページ引用


奥はなにもない浅浴槽の白湯であるが、ここだけ隣の間仕切りが切れており、右側の浴槽と行き来することができる。


出典:和光浴場ホームページ引用
▲間仕切りの切れた部分が鏡みたくみえるから面白い


さらに左の奥は二つに分かれ、その右が電気風呂で、左が座湯。電気風呂はかなり強烈なので痛かった。刺激を求めてる人はどうぞ。座湯は通常の勢いだったため快適だった。


出典:和光浴場ホームページ引用


そしていちばん奥がハイパージェットになっている。
すべて立体的になっていて、かつ奥に進むほど高くなっていく構造だ。


出典:和光浴場ホームページ引用


間仕切り壁の右側にある浴槽は手前側面が半円で、そこが部分的にカランとなっている。
湯船はこちらもバイブラで、奥に進むと左右に分かれ、右が座湯で、左がパワーフローと書かれてある。


出典:和光浴場ホームページ引用
▲パワーフロー


このパワーフローは縦長のスペースで、一番奥に大きな機械が鎮座している。ただ、なにも稼働をしていないので不気味だったのと、全体的に少しさび付いていたので衛生面で大丈夫なのかと少し心配になった。


右の部屋のカラン奥には、水風呂が二つある。手前の水風呂はかなり広くて5~6人が入れるほどの規模だ。奥にある水風呂は2~3人が入れるスペース。
ともに水温は18℃ぐらいだった。


出典:和光浴場ホームページ引用


右側の部屋の一番奥に、注目のサウナがある。一般的な銭湯としては広めで豪華な作り。しかも追加料金なしというのが一番の驚きだった。


出典:和光浴場ホームページ引用


入り口に視点を戻すと、右部屋の手前にミストサウナがある。横長でせいぜい4~5人が入れるほどの広さなのだが、頭上から猛烈なミストが降ってきていた。なので瞬く間に体がびしょびしょに…。もはやミストじゃなくてレイン(雨)だった。こんなミストサウナは初めてだ。


出典:和光浴場ホームページ引用


左の部屋を改めてみると、左の部屋のさらに左奥にも間仕切りとは別の湯船があって、死海の塩風呂と呼ばれる。
温度は40℃ほどで、死海のミネラルが入ってるとされてるが、肌感覚の実感はなし。ただぬるいだけで、のんびり浸かることができる。


出典:和光浴場ホームページ引用


左壁の真ん中付近には露天風呂の入り口があり、そこを抜けると湾曲した大きな露天風呂が目の前に広がる。
露天風呂だけでなく、手前には灯籠なども並ぶかなり立派な庭があった。
露天風呂は、「魔法のお湯炭酸泉」と命名されているが、温度はかなり高めで42℃ぐらいはありそうなのと、炭酸泉特有の泡がまったくなかった。はたして炭酸泉なのか疑問に感じた。


この日は開店直後の朝6時に入店したのだが、こんな朝早くからでもお客さんがめちゃくちゃ入っている。
ただスペースが広いので密度は高くなくなくて、非常に快適。
客層は、高齢者や一部若者と中高年といったところ。
風俗や飲み屋が連ねる場所なので、若い人たちは朝帰りだろう。とにかく大阪は朝から動き始める人、朝に帰る人がいて朝風呂文化が定着している。


ところで冒頭でも書いたように、ここは女湯のスペースも取り込んだ場所なので、女湯は一体どこに行ってしまったのだろうか?と調べてみると、女湯も同じぐらい広いらしい。これが住宅街にあるというのが信じられない。サウナも無料で設備も非常に充実しており、大阪というよりも全国屈指のコストパフォーマンスが高い銭湯だった。銭湯ファンなら必見の場所である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 動物園前
経路 アベノハルカス方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 とにかく広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、電気風呂、ハイパージェット、パワーフロー、水風呂、露天風呂、死海風呂
サウナ あり
温度 40~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 物静か
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし

◆人
受付 50代ぐらいの男性
客層 幅広い年齢層


【案内】

料金
大人(中学生以上)   490円(税込)
中人(小学生)     200円(税込)
小人(0歳から幼稚園児)100円(税込)

営業時間・営業期間
6:00~24:00

休業日
毎週水曜日

電話
06-6641-6675

住所
大阪府大阪市西成区山王1-7-6

交通アクセス
大阪地下鉄堺筋線 動物園前駅より徒歩5分

駐車場
あり

※ニフティ温泉ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (rose-tky)
2023-11-25 08:36:43
うわあ ❤️ユーーさーーーーーん❤️

すごいですね!足立区を攻めておられると思ったら 大阪 あべのハルカス近辺まで
行かれるとは!

❤️全国屈指のコストパフォーマンスが高い銭湯♨️銭湯ファンなら必見の場所❤️

以上 引用

まさにその通りですね!すごいわあ!
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Unknown (southandnorthface)
2023-11-25 11:51:06
@rose-tky モンモンさんへ

ここは夏休みの時に行ったところで、改めて大阪の銭湯のレベルの高さに驚きました!
規模の大きさと質の高さが両立していて、それで銭湯価格なので凄いです。スーパー銭湯ほど洗練されてるとは言えないのですが、肩肘張らずに自宅感覚でのんびり過ごすことができるので、そうしたところも良かったです。
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