goo blog サービス終了のお知らせ 

銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

万年湯(東京・新大久保)

2017-07-22 07:37:37 | 銭湯
●東京都新宿区大久保・万年湯



■多国籍の街で和風を堅持する銭湯

目指した銭湯の最寄り駅はJR新大久保駅なのだが、この日は新宿経由で万年湯に向かった。
新大久保に近づくにつれて韓国語や外国語の看板が目立ち始め、多くの若い女性が練り歩いている。
そんな場所にあるのが、万年湯だ。
多国籍と若者。現代の銭湯とは対極的な属性に囲まれながら、純和風にこだわりをみせる銭湯である。



▲新宿に到着




▲銭湯とまったく関係ないが、藤子・F・不二雄が漫画のネームを書いてた喫茶店。ここでドラえもんが作られていた


▲歌舞伎町の方へ向かい




▲新大久保のにぎやかな所に到着


▲ここから更に奥の方に歩く。ここらへんはほとんど韓国の芸能関連のお店が大半を占める


▲こうした道を突き抜けると


▲万年湯に到着。純和風だと、ここではかえって目立つ存在に


▲マンションかビルかよく分からな建物である


みた感じ、中はそんなに広くないかなぁと思いながら自動扉を開けると、期待を裏切らない落ち着いた佇まいの雰囲気で、下足箱の先にはフロントが見える。その先は休憩所。
受付の男性にお金を支払って脱衣場の中に入ると、だいぶ混雑していたが、色や形式の統一が徹底していて、とてもきれいな脱衣場だった。


それとロッカーにも工夫がされていて、通常はカギを回してそのまま扉を引っ張るのだが、ここのロッカーは小さな取っ手がついている。さり気ない気配りや工夫がうれしい。


中に入ると、少し薄暗い感じの雰囲気。照明を控えめにしているので、静謐な空気が漂う。ちょっとした都会の秘境のような感じでもある。


島カランが真ん中にあって、左側に立ちシャワー。その奥には水風呂がある。右の壁際にもカラン。


浴槽はL字型をしていて、右側からジェットバス、左側がバイブラ。ともに中温と表記されていた。主浴槽は、すべて40℃。体に優しい温度設定だ。
それから手前側にせり出した浴槽が、高温槽。温度は44℃ほどで、そこそこ熱かった。


壁画はタイルで作られた鶴のモザイク絵。純和風ながら必ずしも伝統にこだわらず、新しい感性で作られた銭湯であることが分かる。


この銭湯も非常に完成度が高いので、場所柄もあるのかもしれないが、入浴客が多かった。
帰りのフロントに座るのは40代ぐらいの女性で、愛想が良くとても丁寧。この辺の接客対応の良さも人気の理由ではないかという気がした。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR新大久保駅
経路 駅を下車して幹線道路を歩く
周辺の環境 多国籍な飲食店
●空間演出
建物外観 ビルと和風の門構え
壁画・眺望 タイルによる鶴のモザイク画
統一感 完璧に近い
置物 特になし
照明 薄暗い演出
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 そんなに広くはないが、とてときれい
シャワーの出 使い勝手がよい
浴槽の種類 ジェットバス、中温、高温、水風呂
サウナ なし
温度 40℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ とてもきれい
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 40代ぐらいの男女
客層 中高年や若者


【案内】

住所
〒169-0072
新宿区大久保1−15−17
電話番号
03-3200-4734
アクセス
山手線「新大久保」駅下車、徒歩5分
休日
土曜
営業時間
15:00−24:00

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sun-sun)
2022-04-11 01:12:26
こんばんは。

ここはリニューアル前は何度か行きました。
リニューアル後は、若者が集まる街➕デザイナーズ銭湯、ということでためらっていましたが、行ってきましたよ。
とてもよかったです。もっと早く来ればよかったわ。
ホント純和風でいい雰囲気でした。ロッカーに輪っか(取手)がついているのは初めて見ました。
お客さんは若者は少なくて、年配の方が多かったです。
普通年配のBBA(失礼)が集まるとずーっと喋っていてうるさいとかいやな感じになるけれど、ここはみなさん感じよかったです。水風呂ゆずってくれたりね。

ここに来るまでの道中、以前より韓流色が強くなってたので、軽くハングル酔いしたり、お店に貼ってあるイケメンのポスターに目を奪われたりしました。
私は前回の韓流ブームの時は結構ハマったのですよ。ヨン様の頃ね。笑
返信する
Unknown (southandnorthface)
2022-04-11 06:15:24
sun-sunさんへ

おはようございます。

新大久保はめちゃくちゃ特殊な場所ですよね。
はじめて来た時は、韓国に来たような錯覚をおぼえました。今は若い女の子ばかりで、(むかしは焼き肉屋さんとか食料店ばかりが目立ってましたが)、韓国の芸能文化はすごいなと思います。

万年湯はデザイナーズ銭湯の黎明期に作られたイメージだったのですが、すごく完成度が高いのと、韓国系のお店ばかりに囲まれているのでいっそう和風であることが強調されてる印象でした。

自分が訪れたときは若い人が多かった印象でしたが、sun-sunさんのときは年配客が多かったんですね。たしかに、たまに女湯からマシンガントークがずっと響いていることがあります笑
やっぱり店主の人がいい人だと、お客さんのマナーも良くなるのかもしれません。
新大久保駅からそんなに歩かないし、新大久保の町並みに抵抗を感じない人なら最高な銭湯だと思います。
返信する

コメントを投稿