本題に入る前に、過去のコメントへのレス、ここでしますね。
★レイチェル様へ;
⇒本当に有難うございます。心のリハビリ、順調に進行中です。いつ迄も
茶どころ、いや、ウジウジとしててはアカン。ただ「お前さんはそれ位
が丁度や」というご意見も有りました。
では、(Vol.36[②]より つづく)です。ズルズルと引き摺ってますが、今回
で終わりです。
合宿が終わり、大阪へ戻って来た。この年、阪南はシードされていたので、
予選への出場は11月に入ってから。つまり9月~10月の期間は激しい
レギュラー争いが繰り広げられた訳だが、事実上のチーム構想というのも
出来ていて、「ご自由に下克上」というものではなかった。
「2本目」というのも微妙だ。翌年度以降に残す「財産」という意味では、
スクラムは2年生に組ませて上げた方が良い。しかし、自身の「未だこれ
からでも1本目へ」という気持ちがそれを許さない。いや「翌年度の事も
考えて」なんては言ってられないのだ。浮か浮かしてたら、背番号⑯さえ
2年生に持って行かれかねない。ここのところは「目の上のタンコブ」に
徹さねば………。
そんなこんなでその年、2年連続の出場となった全国大会では、地方大会の
成績などが評価され「Bランク」乍らシード入りとなり2回戦からの出場。
対戦相手として1回戦から勝ち上がって来たのが、皮肉にも同じ大阪代表の
淀川工(*10)。大阪ダービー。練習試合等でお互いによく知った者どうし
な訳だ。果たして結果は10対10の引分け。そして抽選。3回戦へと進む
「封筒」を引いたのは、残念乍ら相手のキャプテンであった。
(*10)当時も現在も、参加高校数の多い大阪は、春~夏の地方大会の成績
を元に全体を3ブロックに分け、各ブロックの優勝チームが花園へ
の切符を手にする。つまり大阪からは3校が全国大会に出るのだ。
ロッカールームへと続く狭い通路(*11)へ引上げて来る選手は既に泣いて
いた。引き分ける相手ではない、勝てる試合だったはずだったという思いだ。
今の様に、戦術的に選手をコロコロと入れ替えるという「ベンチ入りの選手
で総力戦」の時代ではない。ピッチで頑張っている、自分と同じポジション
で3年間一緒に頑張って来た良き仲間であり、ライバルであるもある選手が
怪我でもしなければ、出場機会を得られないのは辛い。
(*11)当然ですが、改修前の花園ですよ。ダイマルさんですか? 試合前
に気合を入れる為にゲンコツで叩いたら、壁をブチ抜いてしまった
とかどうとかの、そういう伝説に包まれてた時の花園ラグビー場。
抽選の結果が中々伝わって来ない。20分にも30分にも感じられた。出場
した選手はもう負けたかの様な表情をしていた。僕はと言えば、この時間帯
は比較的気丈に振舞っていたと思う。しかしどうだろう。木製の扉が開いて
閉じられるゴソッという音に掻き消される様に耳に入った監督の「負けたよ」
の一言に、泣き崩れずには居られなかった。ちょっとばかし、他の選手より
泣き出すのが遅過ぎた様で、その分、ロッカールームを追い出されても1人、
通路で泣いていたらしい…と、これは後になって他の選手のご父兄に教えて
頂いた事だ。「他の選手はもうアホらしい程にケロッとしてんのに、森田君
(*12)だけがホント、ずーっと泣き止めへんで………(*13)」。
(*12)念の為に言うておきますが、ご父兄の方々にまで「何とかブー」と
呼ばれていた訳ではありません。
(*13)更に念の為に言うておきますが、当時は未だ「オバチャン泣き」と
いうカテゴリーは有りませんでした。
そんなこんなで、我ら3年生の花園はあっけなく終了してしまったんだけど、
何で長々と、こんな言を書き連ねてしまったかと言うと「親御さんのメール」
への総長の返事の中に「そういう(強豪校での)環境でラグビーを続ける事の
素晴らしさ」というくだりが有りまして、僕の場合は勿論、桐蔭学園レベル
の強豪校ではなかったので比較にもならないんだけど、でもやっぱり3年間
続けて来て本当に好かったと、ちょっと自分に重ねてみたくなったんですね。
そして今シーズン。全ての高校ラグビー部員諸君へ。それがピッチ上であれ
スタンドであれ、真冬の生駒颪;花園の空気は美味いぞ~。存分に、花園を
楽しんで下さい。しかし、花園の空気が美味しいと感じる為には条件が1つ。
全国大会に出るとか出られなかったとか、そういう事ではない。レギュラー
になるとかならんとか、そういう事でもない。最後までチームの一員として
ラグビーを続けるという事。それが条件。
多くの高校生は、美味しい空気と一緒に、ちょい塩辛いのも味わう訳なんだ
けど………。
(完)
★長くなりますが、今週の【オチ通】(479号)はこうなってます(↓)。
Michael.
*************************************************************************
毎度のお運び誠に有難うございます。
今週は南通遠征でのリーグ戦最終戦です。
(双龍現在3位です。添付参照方。)
南通に移動する関係で若干朝が早くなってますが、バスで3時間の間は寝て
行けるので奮ってご参加下さい。(バスに乗車したまま渡しに乗り、揚子江を
越えるのもええ経験だっせ。)
08:00 - Big Banboo前集合(時間厳守でお願いします。)
南陽路132号 地図はこちら → http://www.bigbamboo.cn/location/
12:30 - 第一試合 (毛蟹黒 vs 体育学院) 30min half
第二試合 (毛蟹緑 vs 南通)
第三試合 (双龍 vs 体育学院)
試合後グランドで簡単なレセプション
日帰組 恐らく 18:00頃南通出発(→22:00頃Big Banboo着予定)
泊まり組 : 南通主催のパーティ後文峰に宿泊後、翌朝南通出発
費用 : バス rmb100元
宿泊 rmb 250元程度
尚、参加予定の方は、集合ネットに下記本日中に記入下さい。
宿泊予定 → (A)
日帰予定 → (B)
集合ネットはこちら → http://www.syugo.net/team/?soryu
では、お後が宜しい様で。
★レイチェル様へ;
⇒本当に有難うございます。心のリハビリ、順調に進行中です。いつ迄も
茶どころ、いや、ウジウジとしててはアカン。ただ「お前さんはそれ位
が丁度や」というご意見も有りました。
では、(Vol.36[②]より つづく)です。ズルズルと引き摺ってますが、今回
で終わりです。
合宿が終わり、大阪へ戻って来た。この年、阪南はシードされていたので、
予選への出場は11月に入ってから。つまり9月~10月の期間は激しい
レギュラー争いが繰り広げられた訳だが、事実上のチーム構想というのも
出来ていて、「ご自由に下克上」というものではなかった。
「2本目」というのも微妙だ。翌年度以降に残す「財産」という意味では、
スクラムは2年生に組ませて上げた方が良い。しかし、自身の「未だこれ
からでも1本目へ」という気持ちがそれを許さない。いや「翌年度の事も
考えて」なんては言ってられないのだ。浮か浮かしてたら、背番号⑯さえ
2年生に持って行かれかねない。ここのところは「目の上のタンコブ」に
徹さねば………。
そんなこんなでその年、2年連続の出場となった全国大会では、地方大会の
成績などが評価され「Bランク」乍らシード入りとなり2回戦からの出場。
対戦相手として1回戦から勝ち上がって来たのが、皮肉にも同じ大阪代表の
淀川工(*10)。大阪ダービー。練習試合等でお互いによく知った者どうし
な訳だ。果たして結果は10対10の引分け。そして抽選。3回戦へと進む
「封筒」を引いたのは、残念乍ら相手のキャプテンであった。
(*10)当時も現在も、参加高校数の多い大阪は、春~夏の地方大会の成績
を元に全体を3ブロックに分け、各ブロックの優勝チームが花園へ
の切符を手にする。つまり大阪からは3校が全国大会に出るのだ。
ロッカールームへと続く狭い通路(*11)へ引上げて来る選手は既に泣いて
いた。引き分ける相手ではない、勝てる試合だったはずだったという思いだ。
今の様に、戦術的に選手をコロコロと入れ替えるという「ベンチ入りの選手
で総力戦」の時代ではない。ピッチで頑張っている、自分と同じポジション
で3年間一緒に頑張って来た良き仲間であり、ライバルであるもある選手が
怪我でもしなければ、出場機会を得られないのは辛い。
(*11)当然ですが、改修前の花園ですよ。ダイマルさんですか? 試合前
に気合を入れる為にゲンコツで叩いたら、壁をブチ抜いてしまった
とかどうとかの、そういう伝説に包まれてた時の花園ラグビー場。
抽選の結果が中々伝わって来ない。20分にも30分にも感じられた。出場
した選手はもう負けたかの様な表情をしていた。僕はと言えば、この時間帯
は比較的気丈に振舞っていたと思う。しかしどうだろう。木製の扉が開いて
閉じられるゴソッという音に掻き消される様に耳に入った監督の「負けたよ」
の一言に、泣き崩れずには居られなかった。ちょっとばかし、他の選手より
泣き出すのが遅過ぎた様で、その分、ロッカールームを追い出されても1人、
通路で泣いていたらしい…と、これは後になって他の選手のご父兄に教えて
頂いた事だ。「他の選手はもうアホらしい程にケロッとしてんのに、森田君
(*12)だけがホント、ずーっと泣き止めへんで………(*13)」。
(*12)念の為に言うておきますが、ご父兄の方々にまで「何とかブー」と
呼ばれていた訳ではありません。
(*13)更に念の為に言うておきますが、当時は未だ「オバチャン泣き」と
いうカテゴリーは有りませんでした。
そんなこんなで、我ら3年生の花園はあっけなく終了してしまったんだけど、
何で長々と、こんな言を書き連ねてしまったかと言うと「親御さんのメール」
への総長の返事の中に「そういう(強豪校での)環境でラグビーを続ける事の
素晴らしさ」というくだりが有りまして、僕の場合は勿論、桐蔭学園レベル
の強豪校ではなかったので比較にもならないんだけど、でもやっぱり3年間
続けて来て本当に好かったと、ちょっと自分に重ねてみたくなったんですね。
そして今シーズン。全ての高校ラグビー部員諸君へ。それがピッチ上であれ
スタンドであれ、真冬の生駒颪;花園の空気は美味いぞ~。存分に、花園を
楽しんで下さい。しかし、花園の空気が美味しいと感じる為には条件が1つ。
全国大会に出るとか出られなかったとか、そういう事ではない。レギュラー
になるとかならんとか、そういう事でもない。最後までチームの一員として
ラグビーを続けるという事。それが条件。
多くの高校生は、美味しい空気と一緒に、ちょい塩辛いのも味わう訳なんだ
けど………。
(完)
★長くなりますが、今週の【オチ通】(479号)はこうなってます(↓)。
Michael.
*************************************************************************
毎度のお運び誠に有難うございます。
今週は南通遠征でのリーグ戦最終戦です。
(双龍現在3位です。添付参照方。)
南通に移動する関係で若干朝が早くなってますが、バスで3時間の間は寝て
行けるので奮ってご参加下さい。(バスに乗車したまま渡しに乗り、揚子江を
越えるのもええ経験だっせ。)
08:00 - Big Banboo前集合(時間厳守でお願いします。)
南陽路132号 地図はこちら → http://www.bigbamboo.cn/location/
12:30 - 第一試合 (毛蟹黒 vs 体育学院) 30min half
第二試合 (毛蟹緑 vs 南通)
第三試合 (双龍 vs 体育学院)
試合後グランドで簡単なレセプション
日帰組 恐らく 18:00頃南通出発(→22:00頃Big Banboo着予定)
泊まり組 : 南通主催のパーティ後文峰に宿泊後、翌朝南通出発
費用 : バス rmb100元
宿泊 rmb 250元程度
尚、参加予定の方は、集合ネットに下記本日中に記入下さい。
宿泊予定 → (A)
日帰予定 → (B)
集合ネットはこちら → http://www.syugo.net/team/?soryu
では、お後が宜しい様で。
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