上海双龍ラグビー倶楽部

上海にてラグビーを愛する者達の活動報告です。

(Vol.491)VAJIRAVUDH CENTENARY RUGBY SEVENS(2日目=最終日【前編】)

2010-12-14 18:18:36 | レフリー日記
★12月11日の練習内容3つ前(Vol.488)です!
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http://blog.goo.ne.jp/souryushanghai/e/dc13bc3473ae23a279fffd45f4dc41b4




2日目(12/12)もバンコクは晴れ。朝から気温は高く、湿度も前日よりは高い目な感じ。

この日は予選の残り3試合と、決勝トーナメントの20試合が組まれており、先ずは「朝二」の
マッチ№29をレフリー担当。

その前に、今大会に付いて少し。

VAJIRAVUDH COLLEGE は、今年(2010年)の12月29日に創立100周年を迎える、バンコクでも
指折りの歴史有る伝統校で、早くからラグビーを教育の一環として取り入れており「ここの
ラグビークラブの歴史=タイのラグビー史」と言っても過言ではない。


★決して古くはないんだけど、校内の建物の造りがことごとく厳か。雰囲気有るぅ~。


100年の歴史って、どんなんだろうか? 今年は、同志社大学のラグビー部が同じく100周年。
キンさんギンさんがメジャーデビューするのに必要とした年数……。


★この大きな池も学校敷地内

とにかく、VAJIRAVUDH COLLEGE にとって正に「世紀の大イベント」の為に、各地の主要な
高校に大会への参加を呼び掛け、タイ各地の他、NZ、マレーシア、スリランカ、そして台湾
から、総勢15チームが参加(ホストとなる VJIRAVUDH COLLEGE は年齢別に A/B/C の3チーム
でエントリー)。当初のリストを見ると、日本では伏見工業とかにも声を掛けていたみたい。

さて、マッチ№29 HISHAM ABDEEN(スリランカ) vs THE PRINCE ROYAL'S COLLEGE(タイ)。
後述するが、この THE PRINCE ROYAL'S COLLEGE は今大会のダークホース的存在で、面白い
ラグビーをやっていた。結果は THE PRINCE ROYAL'S COLLEGE の快勝(24vs5)。尚 この試合
では僕自身1枚目、また大会を通じては2枚目のイエローカードを出した(HISHAM ABDEEN)。
理由は襟を掴んでのハイタックル。前日にも同様のケースが散見されたが、タイのレフリーは
その辺の基準が甘いのか、僕なら「シンビン+認定トライ」というケースでも流してたので、
朝の早い目の試合で「基準の修正」をする事が出来た。

それとは別に1つ キック時のオフサイドを見落とした。いや正直に言うと認識は有って、でも
ちょっと迷い乍らも、そのまま流してしまったんだけど、アシスタントレフリー(AR)から
アピールが有ってそれに従う事に。早い話がレフリー自ら判定を覆した訳だが、同時に、AR
との信頼関係みたいなものを感じる事が出来たのは怪我の功名か(?)。

前後半14分の短い中に、色んな事が凝縮したゲームで、何か朝から色々有るぞーっ!という、
スタート。

次のレフリー担当はマッチ№43でプレートの準決勝。KING'S COLLEGE vs ROI ET は、共に
タイの学校。KING'S COLLEGE もまた歴史の古い学校らしく、VAJIRAVUDH COLLEGE との
定期戦(15人制)は、タイ版のバーシティマッチとも言える(高校生だけど)伝統の一戦で、例年
4万人収容の国立競技場が使われるとの事。スゴイねぇ。そしてそれがちょうど今週の金曜日
(12/17)なんだとか。結果は 22vs0 で KING'S COLLEGE の勝ち。



それにしてもタイ人の高校生は、何か注意やアドバイスをしても、必ず合掌のポーズで謝意を
示してくれ、ホントにとても心が和んだ。どこかの国のプレイヤーにも見習って頂きたいものだ。



そろろそ引退軍曹が何か言って来そうだけど、まだまだ続きます。お楽しみに。



★こちらは、熱心に試合観戦をされていたバンコクジャパニーズOB の平田さん


Michael.
コメント (2)
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