上海双龍ラグビー倶楽部

上海にてラグビーを愛する者達の活動報告です。

(Vol.165) 横河武蔵野アトラスターズ、いざ出陣!

2008-09-04 20:25:03 | その他
★本日(9月4日)も、Vol.165 と Vol.166、怒涛の「2連荘」です。

いよいよ、2008年度のトップリーグが明日(5日・金)に開幕です。

双龍とは少なからずご縁の有る横川武蔵野アトラスターズも6日(土)
に大阪は住吉区の長居スタジアムで初戦を迎えます。        

相手はトップリーグ復活組の近鉄ライナーズ。

共に本年度の昇格組であり古豪であるという事で、注目の一戦です。

本年2月、日本選手権出場を掛け残雪の秩父で戦った際には惜しくも
敗れてしまいましたので、トップリーグの初戦に早速リベンジの機会
を得た訳です。「借り」はチャッチャと返しておきましょう。

何分、場所が場所ではありますが、アトラスターズには「アウェイ」
を感じる事無く戦ってもらいたいですね(花園よりは「お品」が良い
とは思いますが)。

関西系双龍OB、OGの皆さんは、長居でアトラスターズを応援しま
しょう!

当日は2試合が予定されています。
・17時K/O.:横河武蔵野アトラスターズ近鉄ライナーズ
・19時K/O.:神戸製鋼コベルコスティーラーズ
                   NECグリーンロケッツ
以上です。

ファンクラブ(市松会)会員募集中! 詳しくはコチラまで。
⇒ http://www.yokogawa-rugby.com/


Micheal.
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(Vol.164) 「ELV」となじもう[⑤]

2008-09-04 20:17:09 | レフリー日記
モールに付いては「プレーヤーは、モールを引き倒して防御しても良い」という規則
が加わりました。

8月1日から国際的に試用される競技規則
 ⇒ http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id4391.html

これまで、モールを故意に引き倒す行為は、一様にコラプシングとして反則を取られ
ましたが、一定の条件内であればそれが合法的となります。

一定の条件とは;

①肩から短パン・腰の間を掴んで引き倒す事
②引き倒す対象は相手プレイヤーである事

………の2点です。

①つまり、足を引っ掛けたりしてモールを崩す行為は、認められません。

②実はこの点が当初は曖昧な表現のままでした。RRRCのHPでもレポートされて
 いますが「モールの終了」に付いての解釈を問い合わせたイングランド協会に対し、
 IRBは回答の前に先ず、条文の修正を行いました。それは;
  ●モールの中で引き落とす対象として合法的なのは;
   (修正前)他のプレイヤー(原文:another players)
   (修正後)相手プレイヤー(原文:an opponent)
………という事です。
 英単語の微妙なニュアンスはよく解りませんが「他のプレイヤー」には味方チーム
 のプレイヤーも含まれますが「相手プレイヤー」では味方チームは含まれません。
 つまり、味方プレイヤーを引き倒す事により、結果そのモール(の相手プレイヤー)
 も引き倒そうという行為は反則である訳です。引き落とそうにも相手プレイヤーが
 強くてなかなか引き落とせない、ならば自ら落ちてやろう………は駄目ですよ!と
 いう事です。
 
 ●試験的実施ルール(ELV)に付いてのIRB通達
  ⇒ http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id4701.html

条件付きとはいえ「モールの引き落とし」が合法化され、戦術面にも影響が出るかも
知れません。より強固なモールを組める、どんな仕掛けにも立ったままでのプレーを
継続出来る自信の有る(足腰の強い)………でないチームは、モール主体の戦法からの
転換を余儀無くされるでしょう。またモールの中で保持されるボールを、いつまでも
前線(敵方との接点)に留めるのではなく、出来るだけ早い段階で後ろ後ろへと送る事
も重要です。つまり「ボールもろとも引き倒される」のは最悪。勿論「縦長のモール」
であればより理想的ですね。

さて、このシリーズで文章を書くにあたり、色々と参考にさせて(というか殆どパク
らせて)頂いているRRRCのHPによりますと、以前はこういった原文(英文)から
日本語への翻訳ひとつにしても、大変なご苦労が有った様です。

上記の例にも有る通り、或る行為に対する質問に対し、整合性の有る回答をする為に
先ずは元の条文そのものを修正して、その上で回答をするというのも、何だか人間的
ですね。ルールとか法律って、最初から完璧、パーフェクトなものであるべきなんで
しょうが、ふと読み直してみたら「あれ、これちょっとオカシイのとちがう?」とか
言い出して書き直す---微笑ましい光景だと思います。


【お断り】
 以下の各団体HPから、資料、文章などを引用させて頂いております。
 ●日本ラグビーフットボール協会
  ⇒ http://www.rugby-japan.jp/
 ●ラグビー・レフリー・リサーチ・センター(RRRC)
  ⇒ http://rrrc.jp/index.html
  ⇒「無料会員」になりましたか?
 ★「ELVガイド」
  ⇒ http://www.rugby-japan.jp/laws/2008/0806MH_IRB_ELV_Guide_JA.pdf

Micheal.

(追)その後、ダイレクトタッチでの地域獲得(の可否)と、スクラム時のオフサイドに
  関する見解で、一部修正が出ています。日本協会のHPはこちら
  ⇒ http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id4595.html
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