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言葉のプレゼント

2018年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム
やっと病気になったということを人に話せる気持ちの軽さ。
ショックと心細さと心配とで気持ちが不安定な時は、なかなかこんなふうに人に言えなかったです。
心身魂不安定な時はどんなことにも敏感に反応してしまうから、じーっと本読んだりしてました。

そしたら、看護師をしている友人が「気持ちは分かるけど、1人で抱えこまないで周りの人に話したほうが絶対楽になれるよ」と言ってくれて、
その通りにしたらもう本当に楽!
結構「実は家族も…」という方も多くて貴重な情報を送ってくれたり、本当に良いものを紹介してくれたり。ありがたかったです。
いろんなことを経て、やっと治療のこと、今後のこと諸々確信が持てるようになって
とても心の重荷だったライブも代わりに出演してくれるミュージシャンがいてくれて、
本当に本当に今は心が楽になった。こんなに心って軽いものだったのね。

少し違うかもしれないけれど、
エリザベス・キューブラー・ロスの「喪失の五段階」思い出しましたよ。
人って、時間をかけて段階を踏んで受け入れていくものなんだなってあらためて思いました。


読んでみた治療・がん関係の本の一部です😉不健康な健康オタク。

全部良かったけど、最近の本だと内科医の内海聡氏の「医者に頼らなくてもがんは消える~内科医の私ががんにかかったときに実践する根本療法」。
提示されている3つのステップに沿っていくと、現状を受け入れる助けになり積極的に治すという気持ちになれる。
実は、最初はショックで本当にもうだめ死んじゃう、みんなにお別れしないとって思ってました。
今思えば笑っちゃうけど、結構本気で。
でもこの間携帯壊れた時連絡先ほぼ消えてしまってて。。。笑


3つのステップというのは、

・なぜ自分ががんになったのか理解する
・医者に治してもらおうという依存心を捨ててがんになってしまった心の原因を探る
・納得した食事療法など具体的な実践

それぞれのステップについて、理解を助ける実例や真理的アプローチ、東洋医学や量子医学の考え方、
など多岐に渡っていて、がんになったからにはこれまでの生き方を変えてみようと思う私のような者にはすごいサポートです。
心の原因というのは、育った環境・考え方のゆがみ・どう生きたいと思っているのか
ということに正面から向かわなくてはならない人生の大仕事ですが、それが最も大事なことなんだそうです。
がん細胞はどんな人も日々たくさん生まれていて、ほかの部分にがんができることも十分考えられるのに、
どうして自分はここにがんができたのかって。

本の中に
「甲状腺は頑張るホルモンが出るところ。その部分が故障するということは、身体がもう頑張れないと言っているということ」
そんな内容のことが出てきて、これなのかなー、でもそれほど頑張ってたかしらなんてよくよく考えてみた。
人に聞いてみたら「あなたは本来自分がやらなきゃいけないこと以外のところで消耗しているように見える」と言われ、
そんな話ができるのも病気のおかげだなぁと思いながら、自分を振り返ってます。
良い本でしたよ。




言葉ってすごい力を持ってます。
病院で告知された帰り道(2週間くらい前)、目も鼻も真っ赤なままある方にばったり会って、
話の流れで思わず理由を言ったら
少しして、きりっとした文字でメッセージが書かれたカードを持ってきてくださった。

「苦悩を突き抜け歓喜に至れ Ludwig van Beethoven」と書いてありました。
むかし、ものすごく悩んで先が見えない時にこの言葉に出会ってぱっと開けたんだ、と。
それを聞いたら、自分にもこの先もしかしたらこれで良かったんだと思える何かが待ってる気がして、
このベートーヴェンの言葉が支えになりました。
真っ暗な中の一筋の光って、まさにそんな言葉。お守りです。