★always party★

つまらない日もくだらない日も今日という日は2度と訪れない。だから毎日が特別なパーティーのように楽しく愛しく♪

28週と4日目 生命力

2009-04-27 14:06:52 | Weblog
ベタコの病気が治っている。
もうダメなのかな、と思っていたので
その生命力に驚かせる。
食欲もあるので、まだ生きてくれるだろう。


職場での話。
事務だし、最近は週2となったので
あまり入居者の年よりとは関わっていなかったが
昨日は認知症のばあちゃんの相手をせざるのを得ない状況になった。

認知症に「不穏状態」という言葉が使われるが
この「不穏状態」が使われる時は、「危険信号」なのである。
一番認知症が激しいばあちゃんが朝から不穏状態だった。
怒り狂っている。危険。

理屈は通用しないし、こっちの話は全く聞かないし、理解が出来ないのだ。
自分の中で怒りがどんどん増幅されてしまう。
「悪い女だよっ!」
「どうなってんの!!!!ここは!!!!」
「勝手に人の部屋に入って!!(←人の部屋に勝手に入っているのは、自分)」
「何もかも持っていってしまって!!!」
という事を繰り返し、パターンを変え、いろんな人に
怒りをぶつけていた。

そんな時は如何に上手くそらすかが鍵。
移動すれば、疑いなくついてくる。
歩かせて、パワーを発散させてみたり、話題を変えてみたり
まぁ、手をかえ、品をかえといったところ。

バイタルチェックにまわっているナースが捕まってしまって
居室前で近隣入居者もヒヤヒヤしているようだったので
助け舟を出して、私が庭の方へと連れ出したのだった。

結果、叩かれる。ぐすん。
「赤ちゃんいるから、叩いたりしないで下さいよぉ」
こういうと、穏やかになるかなーと思ったら
「あんたーー!!!赤ちゃんいるのに、そんな悪いことしたのかいっ!?」
そうきましたか…
私も悪の一味らしい。ひでー話だよ。

「赤ちゃんいるから、そんな悪いことなんてしませんよ。」
「まったく!!どういう教育うけてるの!!!!」
そういう時は人の話を聞かないのね。
「全く!ひどい女だ!!!!」

「女が、いやだったら、全部男の人に任せましょうね?」
「●●さん(←入居者の名前)も、看護婦さんしていたから、職場は女ばかりでした?」
話をそらしてみることを試みるが
「あんた、何意味わからないこといっているんだよ!」
そんな時だけ、見抜かれる…手ごわい…

「警察届けますからね!!」
「どうぞ、どうぞ…」↑電話は100%扱えないので。

そうしているうち、少しだけ落ち着いたみたいだった。
とりあえず終息。

老人福祉に携わる介護職員は、日々
食事、入浴、排泄の介助だけではなく
こうした認知症患者の心の介助もしなければいけない。


不規則な長時間勤務で…
安い給料で…

しかも、理不尽に怒られたり、叩かれたりするわけなのです。
逆?虐待や逆?セクハラもある。(うちの職場には、セクハラじいさんはいない)


やっぱりみんなが羨ましくなるくらい
給料貰う存在でないと、いかんよ。こういう人達は。
介護職員は心から尊敬する存在だ。