今は8月7日ですが、過去の日付で
記録しようかと思います。
27日朝
やっと分娩室近くの陣痛室へ移動し、促進剤の使用を開始する。
あぁ、やっとだ。やっと。
しかし、まだ時間かかる。
一緒に促進剤使用開始した隣の妊婦のが、先に分娩台へ
また待ち。
もういいんじゃね?こっちも診てくれ!!!
かなり限界点。臨界点。
感覚が、汚い話ひどい下痢を我慢する感じ。
全身が震える陣痛。いきみ逃しも、もはや悲鳴に近い。
もういきみたくて仕方ない。
陣痛の合間に携帯で母を呼ぶ。
そして、やっと医者がくる。何か変な器を持っている。何だ?
内診と同時に破水!
この為の器か!しかし、器間に合わず。
なんか、すんごいスッキリした感じ。
臨界点にしていたのは、こいつだったらしい。
あぁ、今度こそ楽勝★と、思いきやまたずんずん痛くなる。
今までは、羊水が下りていただけで、次は胎児の頭。
またいきみたい感じになる。
少し待たされ
やっとやっとやっと分娩台へ。
しかし、
胎児は下りてこないらしく子宮口も9cmでストップ。
またもやいきみ逃し。
分娩台でもかよ…
もう心が折れちまう。分娩室に悲鳴は続く。うるさい妊婦だろうけれど。
一番の辛さと痛さだった。
そこで、医者より「いきんでいいよ。」の声
え?マジで?マジでいいすか??や、やったー。と
自慢の体力でいきむ。
これは多分いい感じ。不眠を感じさせない体力でしょ??とばかり。
しかし
あ・・・れ・・・?
医者は「うーーん。やっぱりまだだねぇ。膜も残っているし。」
との事。
絶句。
また待ち。そして放置。
しばらくして医者よりあまり痛そうな私に提案が
「無痛分娩にしますか?」
えーーーー
えーーーーーー。マジで?やってくれるの??
天からの御言葉だ。
プラス8万円が頭をよぎるが、あいぼうに
「いいよね?いいよね?」と言いながら
「お願いします!!!!」と懇願。
無痛
ちょーーーー楽★これはいい!!
しかし、しばらくすると陣痛の痛みが太ももにくるという
医者も首を捻る現象が。
そのうち痛みは下腹部まで広がる。
院長の内診も思いっきり
「いたいいいっっっっ!!!!」と叫ぶ始末。
分娩担当医も院長も首を捻る。
やっぱりまだ膜だ残っているね。下りてこない…
胎児の心拍数が減少してきた…
そしてまた提案が
「岡田さん。このままもう少し…1,2時間様子を見ますか?それとも…帝王切開にしてしまいますか?」
1,2時間待っても変わらなければ結局帝王切開なのだ。
それならば…ねぇ。
もう、早く終わらせたいし…でも、気になる事が一つ。
「帝王切開ってやっぱ痛いですかね??」
医者は「麻酔使うし、手術後も痛み止めでるから。今の陣痛よりは痛くないよ。」
そうだ。今までの陣痛のが絶対痛かったのだ。
決断。
「ハラ、切ります。」
医者とあいぼうは苦笑していた。
すぐに手術の準備。相当慌しい。
ストレッチャーというものに、物心ついて初めて乗る。
おーーーちょっと感動。
あまりいい乗り心地ではない。
手術室へ向う途中母の姿を見る。
「がんばってね。」と母。
「すまんねぇ。(長丁場で)」と私。そんな会話
ハラキリは、本当に痛くなかった。
生々しい音がしたかと思ったら
誕生した!
「午後4時3分です!」
でも、流れ作業的な感じネ…
赤子の後姿が見える。本当にいた!!人型だ!!!という感想。
産声も聞こえる。安心した。
「ほら、男の子ですよ。」
連れてきた。写真も撮ってもらうが
もうそれどころではない。
すべてを終わらせて眠らせて下さい、状態。
しかし、後産の処理は時間がかかる。
苦しくなる。
と、いうか鼻が詰まっていく錯覚?感覚。
鼻かませて!!!とか思いながらも
「息が!息が苦しいです!」
と叫ぶ。そして吐き気も
「吐く!吐きそうです!」
ところが、胃の中空っぽで何も出ない。
その後、眠剤を投与してもらい
意識は遠のいていったのでした。
そうして、長いお産は終わりました。
文章も長くなったーーーー。