フード・デザートという言葉を知った。
町山智浩という映画評論家(前田有一と混同していた)が、自身の出演するラジオ番組のWebアーカイブで詳しく語っている。
http://miyearnzzlabo.com/archives/18855
米国では巨大スーパーが小さなスーパーを駆逐してしまったらしいが、巨大スーパーに買い物に行く足、車がない貧困層が5000万人位いるらしい(米国の人口が焼く3億人)。
そういう人たちは近所の小さな商店で買い物するしかないが、そういう店では生鮮食品は置いてないのだと言う。日持ちのする冷凍食品とかジャンクフードしか置いてないのだ。
それでそういうもんばかり食べざるを得ない状況で、子供の3人に1人が肥満で、その中の3人に1人は糖尿病が疑われる状況なのだそうである。
その治療と予防のために10兆円の予算が必要だとか書いてある。
堤未果の「ルポ 貧困大国アメリカ」を読んで、ほんとにこんなことあるのか?と半信半疑だったが、どうやらそういった一面はあるようだ。
町山智浩さんの他の発言をアーカイブで読んだが、結構面白い。
日本のマスメディアのフィルターがかからずに、米国在住者の視線で、かつ評論家としての知見も加味されていて、なるほどそうなんだ、と思わされる発言があった。
ウクライナ問題では、ウクライナの新政権には昔ナチスドイツと手を組んでソ連に対抗しようとした勢力の系譜に連なる、ネオナチ系の勢力が入っていて、米国のユダヤ系は猛烈に批判をしているらしい。
反民主主義ということで、ロシア批判一辺倒かと思いきや、そうではないのだという。