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桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

炭焼き4日目

2018年12月06日 17時18分16秒 | 活動報告

朝から大きな動きはなく夕方に102℃まで上がった。昨日の調子から3晩目になる今日

の動きはもう少し急に温度上昇を予測したがカーブは前回の窯と似たようなものになっ

ている。4日(火)に点火して今晩は3晩目になるが全体の動きからするともう1晩越してか

ら籠めることになるのか、何かドラスティックなことがあり明日に決着なのか予断を許さな

い。点火の判定の仕方や他の条件によって動くためブログ管理人には解説不能。

木酢液は昨日の対策が効いたのか今日はずいぶんと増えていた。


3日目、雨模様

2018年12月05日 17時30分10秒 | 活動報告

昨日は勢いよく出ていた木酢液、今日は明らかにテンポが遅くおかしい。前回と似て

いる。小田原評定が進む中、煙を吸入するフードと煙突の位置関係にずれががあり煙

りの半分くらいが漏れている。フード、外の煙突を外側に押すと動くことが判明。

仮に棒をつっかえて調節する。その後、調べてみると外の煙突を支えている竹が下が

っていることも分かり、本格的な修繕を検討することにした。仮の対策で木酢液の出る音

は良くなったように思うが結果は後日。

今日は80℃台のキープ、終日大きな変化のないように枝で調節。明日はグーンと温度

上昇の予定。

  17時ごろ


雪起こしか、2日目の炭焼き

2018年12月04日 16時55分30秒 | 活動報告

昨日はおこぼれを頂戴したような天気だったが、どうやらグズグス天気週間が始まった

ようだ。雨が降ったり小康状態になったりしていたが夕方近くには、突然に風と強い雨、

ピカピカ,ドンドンの雷様。こうした荒れた天気に呼応したのではなかろうが、窯の動き

も忙しかった。

6時の様子、昨晩入れた焚き木は燃え尽きていたが残り火があり焚き木を追加する。9

ごろには煙が谷間を埋め尽くし見たこともないような景色だったが風の一吹きで炭小

屋が姿を現す。しかし小屋に行ってみると煙は上から押さえつけられたように滞留して

いる。おかしいことに外の煙突は塞がれたように何も出てこない。扇風機で煙突に風を

送り込むと煙が出てくることから、ちょっとした気圧の関係でこうなるのではないかとの結

論に至る。

煙もうもうの小屋の中で焚き木の追加、温度測定と奮闘。11時には79℃、ここで点火を

確認とし焚口閉鎖、煙突に枝1本、木酢液採取開始となる。15時78℃、17時76℃と動く

が大きな変化はなく相変わらず煙の勢いは強く、木酢液の出もいい。

   17時頃、焚口閉鎖後の様子


師走だ、炭焼きだ

2018年12月03日 17時44分14秒 | 活動報告

今日は炭出し、炭立ての予定をしていた。当初の天気予報では大崩の一週間の最初

の日、運が良ければ作業はできる・・・こんな軽い調子で予定していた。朝方までは予

報に違わず雨降り、今後も雨雲が近づいているから作業は危ないかと心配していたら

徐々に明るくなり小降りになってきた。集合時間に多少の雨はあったが話をしている内

に上り窯出しは勿論、窯立ての準備にも支障のない天気に回復。

窯を開けてみると普段より多く倒れているような感じがした。中に入ると未だ温かく仮に

外は厳寒でも埃さえなければ快適な温度。仕上がった炭は形よく全体が仕上がり、

途中で折れたり崩れたりすることはない。窯の前の方に立てる雑木は燃え尽きてしまう

ものが多いにも関わらず、今回は残っている雑木の炭もきれいなものだった。

これは取り出した木炭を袋に詰めるためにサイズカットする人からも同様の感想があっ

た。過日、修理した効果だと思われる。

カシ炭が245Kg、枝その他を含め320Kg。これは近年では3番目の成績になると事務局

からの発表。窯の中では温かいから暑さの戦いになってきた。外では雑木の裁断、割り

の作業が行われ、午後から窯立ての準備、窯立てと忙しいことになる。

いつもなら3時のお茶、のはずも突貫工事で

『♬カラスと一緒に帰りましょう♬』のチャイムの中、火入れとなる。2窯目の炭焼きが始ま

った。

    切り炭作りは炭の粉で汚れる

   左は炭小屋、右は施設