桑並の杜、営業日は久しぶりに新雪のない朝となった。営業すると旗火を揚げたものの
予定の野菜は集荷ならず小豆がひっそりとあるのみ。極端に不足していたカシ炭は小分
けにして何とか凌いでいる。
店頭には未だ3Kgの切炭があるので木酢液と並べ店の様相を呈しているが外の寒さと重
なり寂しさを増幅している。道は溶けた残雪が凍結しバリバリと音を立てる。
『こんな日は誰も見えないかなー』と嘆き節の中、予約しておられた方がみえ炭と小豆を
買っていただく。今日、唯一のお客様だった。
商売をしているつもりはないが『商売は商い』だけでなく、『飽きない』ともいうそうだ。
継続は力なり・・・・いずれ何かの礎になるだろう。
バリバリと音を立てて進む峠道