桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

招き猫の炭はできるか 2/2

2019年01月15日 17時00分00秒 | 活動報告

手始めに転がっていた生のナラを第一弾でやってみる。ナラの炭は菊の紋のよ

うに割れ目ができることを承知してのこと。彫っている間にも乾燥が進み、表

面は乾いてしまう。窯に入れるまでに割れてしまわないよう完成品は湿気の多

い場所で保管する。

次は材料によって出来にどのような差が生じるのか調べるため椿で彫ってみる。

椿は乾燥すれば堅くて彫るのは大変だろうが生木だと目が詰まっていてもナラ

よりずっと彫りやすい。炭にするにしても彫り物をしている時、特に注意する

ことはないだろうが、細かく細工をすると焼失する恐れがあり、粗で作り炭に

なってから手直しするのがいいのではないかと思う。

ナラ製の猫は30㌢弱のものを3体、椿は15㌢のものを2体彫った。大きい猫は

生のナラで板を作り猫のぐるりを囲い中に枝を詰め込み番線で締め付ける。

椿製の猫はストーブの煙突に入れ木屑を詰め込んだ。これ以外にアルミで包む、

もみ殻で包むなどやってみる価値のある方法があり今後の課題にしたい。

           椿、材料を切り出す

      

          チェーンソーで粗切りする

              かんなで整形

      

              整形後の材料

      

              型紙を貼る

          掘りやすいよう鋸目を入れる

       

              型作りをしていく

       

                彫り込んでいく

       

       

       

       

              ここら辺りで可とする

       

         猫を板で囲み枝詰めしたものを炭焼き

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 招き猫の炭はできるか 1/2 | トップ | 招き猫の木彫りは続く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

活動報告」カテゴリの最新記事