桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

火入れと材料づくり

2021年01月21日 12時27分52秒 | 活動報告

久しぶりに本当に寒い大寒を迎え暦通りの季節感の中、顔を合わせると

『寒い』が挨拶代わりになる。昨日、炭焼きの準備を終え火入れを待つばか

りになっていた窯に火入れをする。窯の温度は外気とまではいかないもの

のかなり下がっているのでゆっくりと温める必要がある。煙突にさんだらぼっ

ちを載せて、焚木が燃え尽きかけたら追加していく作業が続く。

白い息を吐きながら少し雪を被った材料を適度の寸法に裁断していくが中に

は凍り付いたものもあり手は段々とかじかんでくる。今日の作業員は7人と少

ないながら小まめに動き大量にあった枝の処理、炭木づくりを粗方ることがで

きた。

作業中に炭・木酢液を購入のお客さんがあり炭木の裁断チップから出す香り

がいいと言っておられた。私たちは慣れっこになっており稀に感じることはあ

っても新鮮さは薄れているが普段から接することの少ない人にとってはそうら

しい。

午後になると増員となり年末に倒した材料の引き取りに出かける。幾らもない

ような軽い感じで受け止め山に行ってみると思った以上の量。結局、夕方ま

でかかって軽トラ5台分の材料を持ち帰る。今日はいつもより少ない人数での

作業だったため何かバタバタとした一日のようだった。

今季の炭焼きは材料集めが順調にでき先手々といっているのでいつもより切

迫感がない。国のコロナ対策も桑炭会を見習って頂きたい。

火入れをした窯に追加の焚木を満タンにしてお開きとなる。

          半分だけ凍った堤

           ストーブの煙

         9時30分頃、火入れ

               枝木、奥は炭木づくり

          山から出した材料を積み込む

       近くにイノシシの捕獲オリがあった

      下の駐車場に材料を降ろす

       通風孔を全閉にしてゆっくり窯を温める

              17時頃

コメント
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