雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

医王山 白兀山~奥医王山(1)

2011年02月25日 | 石川県の山

夕霧峠と奥医王山、奥には白山の雄姿


2011/02/22(火)  白兀山~奥医王山を ぐるっと一周 。。。


自宅(7:00)→見上峠P(7:50~8:00)→西尾平(8:50)→白兀山頂(09:55~10:15)→夕霧峠(10:55~11:35)
→奥医王山(12:10~25)→林道(13:55)→小原登山口(14:20)→見上峠P(14:45~55)→自宅(15:35)


高落ち葉山と赤谷の頭が悪天候で中止となり、晴れの日曜は家族行事で身動き取れず (^^ゞ
快晴の予報が出たので、前夜に急遽決まった医王山へ、友人と2人で久々の山行となる!

石川に住んでいたら、夏の白山と冬の医王山は、年に一度は登っておきたい魅力的な山だ!
昨年はもう少し早い時期に白兀山~夕霧峠、雪解けの頃には小原尾根から奥医王山をピストンし、
夏には清掃登山で、時間の都合で山頂には行けなかったが、広範囲に歩き医王山の奥深さを知った。

今回の友人、医王山は何年振りかだと言う事で、白兀まで行ければ十分と弱気、それに合わせるつもりでいたが
予想通り、カンジキいらずの硬い雪で、思ったより順調で早い時間に白兀山頂に立つ事ができて
友人はザックを下ろそうとしないので、どうしたの?と聞いたら、もう少し先まで行きたいと言いだした。

それもそのはず、北陸の冬には珍しく、雲一つない青空が眩しく、空気も綺麗で見通しも良くて、風もなく、
ここで引き返す何てもったいないと思えるほど、余りにも美しい光景がこの先にも広がっていたのだ。

左手には、いつもながら砺波の散居村と、白く連なる北アルプスの山並み、右手には金沢市街と日本海!
ピークを二つほど越えて、尾根を進めば進む程、またその先を目指したくなり、足が勝手に動いてしまう。
間もなく眼下に、イオックスアローザのスキー場と夕霧峠、もう少し頑張れば奥医王にも手が届きそうだった。

昼には少し早い時間だったが、夕霧峠で昼食とし、ピストンにするか林道を下るか?と、考えていたのだが
通りすがりの一人歩きのおじさんに、「奥医王に行かないの?」と声をかけられ、一気にその気モードに (^^ゞ
と言うのも、夕霧峠は素通りして奥医王に登って行く人達がほとんどで、今日の雪質では楽に登れそうだったから。

途中まで行って引き返しても良いかな?と思いつつ、結局、奥医王山のピークを踏んだ!
今冬はやはり雪が多かったようで、白兀も奥医王も展望台は埋もれて全く見えず、その分高いので眺望も良い。
白兀山の360度も良かったが、今日の奥医王山の360度は更に素晴らしく、白山もより大きく見えていた。

奥医王からは、おじさんの勧めで小原尾根を下山する事になり、予定外の医王山一周となった。
おじさんが先頭を歩いてくれたので、迷うことなく林道まで無事に下山、林道からは雪が緩んでおり
足跡も無かったので、ここで初めての出番となった 「 カンジキ 」 を付けて、ショートカットで小原登山口まで。

日頃は一人歩きで山三昧をしていると言い、ず~っと話し込んでいたが、おじさんの話はとても面白かった。
100名山どころか、200名山300名山もとっくに登り終え、全国に973ある一等三角点も半分は制覇!
日本全国の各県毎に一番高い山に挑戦したり、北海道に1ヶ月滞在したり…全てはマイカーで行くとか。
林の中を歩きながら見える、枯れたミズナラの木の話や、熊棚(熊が木の上に作った棚)の話、カモシカの話…
道具は何でも手作りらしく、高い枯れ木に生えた山菜採り道具から、オリジナルのカンジキまでも手作り!
医王山には、年に20回程登っているらしく、それを聞いただけでも、山登りの達人に見えてきたが
おじさんの友人に珍記録を持っている人がいて、医王山に 365日、1日も欠かさず毎日登ったのだとか!(◎o◎)
そんな話をずっと聞きながら、下山はあっと言う間だったような…

登り口で一緒になったスキーを担いだ人は、ズッシリ重いと言って林道を上がって来たようだったが、
夕霧峠で再会し、昼休憩を共にした。 イオックスアローザを滑るつもりが、峠までのリフトが動いておらず
今日は既に体力を消耗したとかで、このまま林道を滑ると言って別れた。 (スキーヤーは他にも2人見かけた)
途中で追い越し追い越されながら、何処まで行くのか?と声をかけてくれた人や、
逆方向から下りて来た犬と散歩中の人、山頂でたまたま同じ方向を見ていて一緒に山座同定をした人
一緒に下山してくれたおじさんなど、擦れ違いのこんにちは!だけでなく、沢山の人と出会い語らい、
今日は、個人山行ならではのゆったりとした時間の中で、身近にある名山を歩く事ができた。


日の出前 。。。


 
( 左画像…6:15 ) 身支度をしながら窓を覗くと、卯辰山上空辺りが、夜明け前独特の紫ピンクに。
( 右画像…6:42 ) 待ち合わせに遅れるので日の出を待っている時間は無かったが、医王山辺りがオレンジに。
夜明け前だと言うのに、ジェット機が2基、白い煙と共に医王山の上空を飛んでいた!


見上峠から林道を歩きだす!



林道の積雪 は、カーブミラーの埋まり具合で予想がつくかな? (^^ゞ
医王の里のスゲ池も、隙間なく一面真っ白で、魚たちはいったいどうしているのだろう?と、心配になる程。



西尾平の休憩所 … 緊急時には2階から出入りできるように除雪されていたが、昨年より遥かに大雪だ!


しがら首 辺りから登山道へ入る!



右手の眺望を見ながらあっと言う間に、正面には前山が迫ってきた! いよいよ林道を外れて登りに入る!



硬い雪なのでつぼ足で楽々…太陽の日差しをたっぷり浴びながら、白兀山を目指す!



小兀からの 白兀山 (左ピーク)



小兀 (右ピーク) を振り返る!


白兀山頂に到着!



白兀山頂から一番身近に見えるのが 奥医王山 (中央ピーク)、その奥には白山の白い頭も綺麗に望めた。
夏場の展望台は雪に埋もれて全く見えなかった! イオックスアローザのスキー場が (2/25日現在)
積雪320cmと発表されていたので、当分は、展望台も埋もれたままかも知れない。



振り向く度に眼下に見えていた、キゴ山スキー場、戸室山、金沢市街と日本海



白兀山から夕霧峠方面への尾根…積雪が多かったので、昨年のような危ない雪庇は出来ていなかった。


夕霧峠を目指す!



医王山を散歩中 … 正面で出会い、真っ直ぐな道を私に譲ろうと回り込む、賢いわんちゃん (^^ゞ



白兀山 を振り返る! ここから見るま~るい白兀山が、一番好きだ!
わんちゃんが、もうあんなところに… 道を外さないでご主人を先導しているのが驚きだった!



左手に、砺波の散居村と北アルプスを見ながら、快適な尾根歩き 。。。



夕霧峠の展望台が小さく見えて来た!



夕霧峠と、富山側の眼下にはイオックスアローザスキー場


夕霧峠に到着!



展望台から金沢方面…日に焼けそうなので、展望台の中に避難して昼食をとる。



展望台から富山方面



望遠で撮った、剱岳、立山連峰



展望台は1階部分も利用できるように、除雪されていた。




夕霧峠~奥医王山 へ続く


コメント (2)
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