青空に映えて、まるで白い珊瑚礁!
2010/02/07(日) 医王山…青と白の世界に心奪われる。。。
見上峠P(09:05)→西尾平休憩所(10:45)→しがら首(11:10)→小兀(12:20~12:30)→
白兀山(12:45~14:00)→ダオ山(14:40)→夕霧峠(15:20)→見上峠P(17:10)
医王山ワカンハイク ①
医王山ワカンハイク ②
前日の6日は、能登地方や新潟では大雪荒天で、マイカーを自宅から出すのも一苦労
飛行機や電車はもちろん運休、バスやタクシーに行列の人達のニュースがTVで流れていた!
インタビューに応えている年配の方が、何年振りかの本格的な冬到来だと言い
慣れていない若い人達は困っているだろう!と言っていたのが印象的!
金沢でも前日までに15cm程の積雪があり、お天気は当日まで二転三転で当てにならなかったが
午後からは太陽が大きく顔を出して、雲を溶かす勢いでピーカンの空となり
樹氷を見上げると、海の底にいるようで青と白の別世界だった
クラブのキゴ山行きを申し込むつもりだったが、名古屋に行っていた関係で気付いたのは締切り後^^;
それじゃあ!と思い立ったのが、兼ねてからの念願だった雪の医王山(896m)だ!
午前中は曇り空で撮った画像が白黒写真のようで、見比べると太陽さまさまだと、いつもながら実感 (@_@)
嬉しくて楽しくて何より美しくて…歩いた時間と留まった時間が同じくらいだったかも?
のんびり癒しと、撮影中心のワカンハイクとなったのでしたっ^^;
キゴ山辺りで氷点下3度!
ファミリースキーを楽しむ家族連れやボーダーで、結構賑わっていた医王山スキー場を通り過ぎ
見上峠に車を停めて、歩き始めてからワカンを履いたのは約2時間後
車道歩きはしっかり踏み跡があったので 「しがらくび登山口」 の辺りからだった。
途中ちらほら…一瞬雪が舞った程度で風もなく、車道歩きにも関わらず歩く程に汗ばむ。
青空が少しづつ増えてきた!
西尾平休憩所 …この時期は2階の窓から出入りOK!
外梯子が掛かっていて、窓を開けると狭い踊り場があり、1階へ降りる階段へと繋がっている。
東の方からも青空が覗き出した!この辺り (しがらくび手前) からも白兀山へと登る人影が見えていた。
楽勝の車道一転、一気に登りとなるようだ (@_@) やっとワカンの出番か?(^.^)v
ワカンで登り始めて30分位、振り返ると車道をグルッと巻いてきた 前山 が眼下に…金沢市街も一望!
わずかな登りで開けた景色に感動! 雲の切れ間から太陽もジワジワと日射しを注ぐ。
雪の花満開! 春の桜のように満開だ!
360度と言う言葉はよく使うが、ここは上下左右かな (^.^)
斜度に立ち、頭上には青空に映える白い木々、眼下に見える街並み、
左手には宝達山、右手には身近に奥医王山など遥か遠くまで見渡せる山並み…
通り過ぎるだけではもったいなくて、しばし花見 ^^;
手つかず…あっ^^; 足付かずだったかな?人は多かったがここには踏み跡がなくて新鮮!(新鮮は変?静寂?)
思いっきりザックリ歩きたい気持ちを抑えて、後から来る人たちの目の保養に残しておこう (^_-)-☆
12時半頃は、モノクロの世界に逆戻り (*_*;
小兀 に到着!目指す白兀山(中央ピーク)まで一息の所で大きな雲が覆い始めた!
まるでモノクロ…最新式のコンデジでもなすすべなし (-"-) 恐るべし太陽の威力
目的地、白兀山山頂に到着!
白兀山山頂 …うっ乱れている^^; 踏み跡だらけで絵にならないが、
3mはあったであろう展望台が、スッポリ雪に埋もれているので証拠写真をパチリ!
夏山の時とは比較にならない程、展望抜群 896mとは思えない爽快感!
確か、この辺りにあったはずの立派なお地蔵さんは影も形もなく、春まで冬眠のようだ (-_-)zzz
イオックスアローザに引かれて、夕霧峠を目指す!
白兀山山頂 から夕霧峠、奥医王山方面
時間は全く無視して^^; ゆっくり昼食後、夕霧峠へ目的地変更!いざっ。。。
ピストンなのか?別ルートなのか?大ザラを越えて白兀山に向かってくる人が何人かいた。
午後からの快晴と自分の足だけを信じて、
この真っ白い尾根と、その先のピークを越えたくなり出発!
見上峠Pから、スノボーを背負って登る人も何人かいたので、もしかしてイオックスに滑り下りたのでは?
出来る事ならスキーを担いで上がって来たかった!体力的に絶対無理だけど (>_<)
途中で、誰かが踏み外してずり落ちたような危険な雪庇はあったが、5~6分で楽々細尾根越え!
振り返ると、ここからの 白兀山 は凛として美しくて、おまけに可愛い (@_@。
更に10分ほどでピーク(大ザラ?)に立つ!
石川県と富山県の県境尾根!
夕霧峠を目指し、石川、富山の両県に跨る尾根道を歩く。。。不思議な空間!
尾根の左手には砺波平野の 散居村 が一望できた!
ビルが立ち並び、車が犇めき合う金沢の街並みとは大きく違い、
ポツンポツンと優雅に住居が散乱していて、まさに見事に名前の如く散居村!
ダオ山からは、越えてきた二つのピークが見えていた!…どっちが高い?
この辺りのブナは雪の重みに耐えられず、全て柳のように垂れ下がっていて
長のれんを潜り抜けるように、枝のトンネルを歩く。。。
夕霧峠の展望台やイオックスアローザのスキー場が小さく見えてきた!
奥医王山 も一段と近い!奥に一番高く見えているのは、もしかして 白山 か?
最後のなだらかな尾根を下り…
夕霧峠 と、スキー客で賑わう イオックスアローザスキー場 を見下ろす。
夕霧峠へと続くリフトは動いていなかった^^;
夕霧峠から振り返ると、風のなす技! 雪庇 のミニチュアが見えた^^;
春先には緩んでいたりするので、ミニと言ってもやはり危険、気をつけなければ…
予定外の行動の為、時間はちょっと押していたが、ここに来て空が一段と青くなってきていた!
医王山ワカンハイク ② へ続く