白雲去来

蜷川正大の日々是口実

先生の生誕祭と「死後生」。

2022-02-18 14:23:14 | 日記

2月14日(月)雨のち曇り。

野村先生の生誕日。先生は昭和10年(1935)の生まれだから、ご健在ならば今日で87歳となる。平成5年10月20日、赤坂の全日空ホテルの出口で「行ってくるからな」。と別れの言葉を言われたのが、本当に先生との別れとなった。今年の10月で没後29年。来年は30年祭となる。

毎年、今日の日に大熊雄次氏ら「群青の会」が主催して先生の生誕祭を行ってきた。最初は、群馬県にある雷伝神社にて執り行ったが、「からっ風」で有名な群馬県、文字通りの吹きさらしの神殿で神事を行った。雪の舞う日もあったりと、先生の生誕祭にふさわしいとも思ったが、寒くてたまらなかった。現在は川崎の貸し部屋で一門と関係者のみで行ってきたが、昨年と今年はコロナ禍で中止を余儀なくされた。

最近は、民族革新会議の犬塚博英議長に追悼講演をお願いしているが、その講演の中で忘れられない言葉がある。「亡くなられた人が、人々の心の中に単に記憶として残るのではなく、亡くなった人の魂、あるいは生き方や言葉が、次の時代を生きる人々の追憶となり、その人生を膨らませさえする。これを『死後生』と言うそうです」。私は、犬塚先輩のこの言葉に背中を押されて先生の追悼祭、群青忌を続けている。

夜は、冷食の焼売、油揚げに納豆を入れて軽く焼いた「いなり納豆」、能登屋の「玉ねぎ天」を肴に酔狂亭にて独酌。お供は「黒霧島」。

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