1月12日(水)晴れ。
朝食は、生海苔を入れたきんぴら、納豆、生海苔の味噌汁。昼は抜いた。夜は、鶏手羽のから揚げと蒸し物、「安記」の焼売、鮭。お供は「黒霧島」。今日も真面目に酔狂亭にて独酌。
食通として知られているのは清朝第六代の乾隆帝。読んだことはないが、乾隆帝の食事については『御膳房襠柵』に詳しく記録されていると、尾崎秀樹の『中国酒食春秋ー中国文人の愛した酒と食』(講談社)で知った。『御膳房襠柵』には、乾隆帝以降、清朝が崩壊するまでの各皇帝と皇族の食事のすべてが記録されているという。皇帝にお膳をすすめる時刻から料理の名前、料理の種類とその量、さらに臨時に出した料理、、皇帝が食べ残した料理の下賜先、その人数から量までが記載されていて食物史に欠かせない資料とある。
そのほか、乾隆帝の勅命により編纂された『四庫全書』(全般著書は経・史・子・集4部に 44類、3503種、36000冊、230万ページ、10億字になっている「部数・巻数の数え方には数種あり」。実際に編纂に参加して正式に名前が登録された文人・学者だけで400人を超える。印刷物ではなく、すべて手書きであり、筆写人員は 4000人余りであるーウイキペディアより)。など、乾隆帝が中国の文化に貢献した功績は大きい。