白雲去来

蜷川正大の日々是口実

一杯、一杯、復一杯。

2015-06-08 19:04:49 | 日記
五月二十九日(金)曇り。

朝食後に区役所へ。一月前には区役所のすぐ近くを流れる川の両岸には桜が競うように咲き誇っていたが、いまではすっかり葉桜となった。野村先生の、「葉桜の風の言葉は独り聴く」を思い出した。区役所などに来るのには久しぶりのことである。印鑑証明を取りに来たのだが、こんな物は、いちいち人の手を煩わせずに、暗証番号か何かを打ち込んで自動で受け取れないものなのか。相変わらず手際が悪い。「お役所仕事」と揶揄されても仕方がないだろう。

夕方に、長年の酒友と横浜駅の「そごう」前で待ち合わせて、酔狂亭での宴会の準備。宴会と言っても酒友と二人なのだが。家族のために刺身の盛り合わせやカツオ、揚げ物、焼き鳥などを仕入れて、そくさと帰宅。まだ陽が高いと言うのに、問答無用の一献会。最近は、外で飲むのが、結構億劫になった。行きつけの店ばかりで少々飽きてきたこともあるが、出不精も加齢のせいかもしれない。

九時近く、「そろそろ帰ります」という酒友に「まだいいじゃないか。もう十五分」。と引き留めて、一杯、一杯、復一杯。我酔ひて眠らんと欲す卿且く去れ。明朝意有らば琴を抱いて来れ。と酒か水か分からなくなってから解散。今夜も我が酔狂亭で、三上卓先生の書に見守られながら大破・轟沈。

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