白雲去来

蜷川正大の日々是口実

サクラサク。

2015-02-25 10:33:31 | 日記
二月二十一日(土)晴れ。

早朝から大学受験に出かけて行った子供と愚妻を駅まで送る。まあ私だけでなく受験生を持つ親は、この時期皆同じ気持ちでいるに違いあるまい。ただ祈ることしかできないのだから・・・。私は自宅で原稿書き。

午後、子供を東京の入試場まで送って行った愚妻が戻り、下の子供と三人で伊勢佐木町にある老舗の洋食屋「コトブキ」で遅い昼食をとる。私は「マカロニサラダ」と「カキフライ」。愚妻は「海老フライ」。下の子供は「マカロニグラタン」。このお店に初めて来たのは中学生の時で、食べた物は「カツライス」だったことを良く覚えている。その頃のお店は、今の場所ではなく少し裏にあった。当時では珍しい二十四時間営業の店で、大人になってからも良く通った。愚にもつかないファミレスの普及で、こういった町の洋食屋が段々姿を消して行くのはさみしいことだ。

受験に行った子供が帰ってくるのは六時近くになると言う。また今日は、先日受験した大学の合格発表がある。昔みたいに学校へ行って張り出された受験番号を見つけて喜び、「サクラサク」と言った電報でもくれるのかと思ったら、何とメールで合格発表があると言う。味気のないものだ。もし駄目だったら子供に何と声を掛けて良いか分からず、愚妻と下の子供に「平常心」を申し付けて、私はと言えばいたたまれずに、カメ&アコちゃんを誘って「やまと」へ。その後、四月いっぱいで店を閉めてシンガポールの日本料理屋で働くと言う「颯」へ顔を出す。

いつまで経っても家から連絡がないので、暗い気持ちになった。意を決して電話を入れたら、「三回廻ってワン」ってやって貰うよ。との返事。実は、合格したら」三回廻ってワン」をやる。と言っておいたのである。嬉しいトホホだ。自宅に戻って、家に入る前で玄関でそれをやったら、大ウケだった。ひとまずほっとした次第です。

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