何故、福島県飯舘村の住民を避難させなかったのか 5/21
東京電力福島第1原発事故の発生直後の3月12日未明、放射性物質が原発の海側に向かうことを示す「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測図が首相官邸に届けられていたことが19日、分かったようです。
「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)は機能が破壊していて情報が得られなかった、と聞いていましたが、やはり虚偽であったようです。
菅直人が東京電力福島第1原発の視察に行く際の自己保全の一助として利用したものでしょうが、自分の身に放射能が振りかかなければそれで良いのでしょうか。
福島県飯舘村住民、若い命、百人のうちの一人がガンによって死亡する事など、どうでも良いのでしょうか。
菅直人が東京電力福島第1原発の視察に行く際の自己保全など、気にしている日本人など一人もいないと思うのですが。
最も大切なのは、福島県飯舘村住民の生命なのではありませんか。
何故、菅直人は福島県飯舘村住民の若い生命を削り、「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測の発表を拒み続け、福島県飯舘村住民の生命を二ヶ月もの長期間奪い取ったのでしょう。
人間のする事では有りません。
菅首相視察前、官邸に予測図=放射性物質の流れ確認?
東京電力福島第1原発事故の発生直後の3月12日未明、放射性物質が原発の海側に向かうことを示す「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測図が首相官邸に届けられていたことが19日、分かった。民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長や政府関係者が明らかにした。 川内氏らによると、予測図は3月12日午前1時12分、経済産業省原子力安全・保安院からファクスで送信された。第1原発1号機で格納容器の蒸気を外部に放出する「ベント」を行った場合、同3時から同6時までの間、放射性物質が全て海に向かうことを示す内容だった。 3月12日朝に首相は第1原発を視察。SPEEDIの予測図は住民には長く公表されなかったものの、首相の視察前に放射性物質の流れを知るため利用されたのではないかとの疑念の声もある。川内氏は「首相はSPEEDIを自分のために使い、住民のためには使わなかったのではないか」と話している。(2011/05/19-22:16)
スピーディを使うには、漏れた放射線量の入力が必要で
周りにヤイヤイ言われて公開した図は、1ベクレルのヨウ素希ガスのデータしか入れてない為鵜呑みには出来ないと言った趣旨のコメントが。
しかも、その際広域様のスピーディがあるのに、
92キロ平米しか表示出来ないものを使った。
その為に、
首都圏までの移行挙動を追えなかった(?)様です。
福島の海洋中のプルトニウムの測定結果を
「見た」という文科省がそのデータを隠しています。
しかし、厚労省は、通常の海にも度々
プルトニウムが測定されて来た事を認めていました。
旧ソ連の日本海への海洋投棄の際も海洋のモニタリングをしなかった
...という事になってた筈なのに、フォールアウトの際のプルトニウムなどが、海水から検出していたなどのデータを、厚労省はどこから入手していたのか???
海の放射性物質は、通常運転の原発からも漏れているので「仕方が無い」...という趣旨のコメントも。
(今まで、漏れてない=安全...と言ってませんでしたか?
吹っ飛んでしまった途端「基準値より大幅に低いから大丈夫」や「仕方が無い」などの言葉に絶句)
飲食物の暫定基準の中にウランやプルトニウムの値があるのに、測定が始まっていない点については、原発の敷地外ではまだプルトニウムが検出していないから...と。
なので、敷地外から3月に採取した土壌からも既に検出され、(フォールアウトによる)や(誤差範囲)を大きく取ってあるが、既に公開されてる。...と伝えると先方が「。。。」
すると、飲食物に今後濃縮される可能性のある
ストロンチウムについては、ゴールデンウィーク以降、「面」(今までは点だったのを)で捉えられる様、調査範囲を拡大する...と、文科省が「言えない」と言っていた情報の一端を教えてくれました。
確かに、原発の無い地域でも、モニタリングポストの数を増やすと言っていました。
一般廃棄物の暫定基準はまだ決まってない様ですが、
下水汚泥への濃縮については、新潟でもあった様ですね。
なぜ首都圏がその調査をしないのか不思議です。
(土壌に吸収されにくく、使用量も多いと思われ、福島の比ではないのでは?)
真実を隠蔽すればするほど、国際社会から呆れられている事にどうして気づかないのでしょう。
『1地点で、10分以上、5マイクロシーベルト/時以上を検出』=『異常事態』となり『通報すべき基準』...という法律がありました。
それも原子力施設の敷地の話。
「原災特措法」の内容は「原子力施設等の防災対策について」(原案委作成)
(74ページ)で拾いました。
5マイクロシーベルト/時...といえば、
屋外の3.8マイクロシーベルト/時...と対して変わらない様な。。。
グランドの土を削った郡山市の線量っていくつでしたっけ??
原案委が認めていない文科省の「安全論」の様に、
分かってて「譲る気の無い基準」について議論するのは
ストレスが溜まるだけ(被ばくの感受性を上げてしまう)なので、
この際外して「法と証拠に基づいて」論破する事を心がけませんか?
...と考えた場合、この5マイクロシーベルトはかなり効きそうな...予感。
(文科省の「暫定」に対し、こっちは「法」)
さらに、20mSvの外部被ばくを,文科省が委託運営するホームページ上で
『治療開始目安』としているのに、例えば飯館村住民に対し、
まだ「治療」が開始された等の報告が無い事は、
...「8月末までに20mSvを超えても」文科省は何も対応してくれない
『可能性がある。』...という根拠として有効なのでは?
その場合,文科省がどの様に補償してくれるのか
その「補償内容」をあわせて提出させる位は
(少なくとも、この暫定基準は文科省の作文)
「責任の取り方を明示させる」意味でもアリなのでは?
文科省のホームページで今回の暫定基準について、
内容を一部更新しています。
前回の分はそのままに、スクロールした一番下に
リンク先があり、
そこを開くと、日付はそのままに
文科省の責任者の氏名が明記されています。
さらに「通知」が付き、その対象も具体的に絞り込まれてました。
(つまり、その範囲に係らない地域がもしあれば、
この暫定基準の対象外...あるいは、それに係る補償の対象外と言うことかと)
「年間20ミリシーベルトに達しなければ校庭の土をそのままとして生徒を被曝させよ。」
よくもまあ、この人殺しな文句が出たものです。
理性ある自治体は自主的に校庭の土を除去していました。
これは人間としての最低限度の義務ではありませんか。
学校の校舎に等に残っていた分の除去には、
厳重に養生をし、生徒達が吸い込まない様、
物々しい作業でした。
それよりも安易な方法で、校庭の土を除去したり、
埋めたり、積み上げたり...というのが、
(それも素人が)行うことについて、大丈夫なのか
以前、原案委に問い合わせた際、あまり良い方法だとは
思ってない様でした。
作業も、風上から風下にしたり、地下水に浸透する事を考えれば、その流れを把握している必要もあり、
埋めたとしても雨の様に上からしたに浸透するだけでなく、四方八方に放射するのですから....
(故に、作業する方の安否も気になります)
文科省はこの作業費を国が負担する様な事を言ってる様ですね。(具体的な処理方法やそのリスクについて説明責任を果たしているのでしょうか?)
1mSvを目指すと言ったらしい記事は以下。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110527-00000050-mai-soci
子どもたちに線量計を配布した記事は以下
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110527/k10013142251000.html
自己の安泰と立場の保全を、児童の健康より重視したものですね。