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相変わらず暑い土曜日(2010/09/04)、栃木県の公園を2ヶ所視察し、帰路に前々から訪ねたいと思っていた田中正造の旧宅(生家)に行きました。所在地は栃木県佐野市小中町975、カーナビが使える方は「田中正造旧宅」事務所の電話番号 0283-24-5130 で連れて行ってくれます。
地図でお分かりのように、正造の旧宅は県道に面しています。車でお出かけの方は駐車場が気になりますが、県道を挟んだ向かい側に小中公民館がありここに10台位停められるスペースがあります。正造の墓所を訪れてから反対側の旧宅に足を運びましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/9c/5545719f7fadb0dbd2cbd15ffd9b630e.jpg)
昔の商家風の建物に入ると、入り口左側に係りの方で常駐されているコーナーがあり、ここで入場料の300円を支払います。入場券・3枚折りのパンフレットを受け取ります。上がりかまちには数種類のパンフレットが置いてあります。自由に持ち帰れます。その中には子供向けのパンフレットもありました。デスクの上に署名簿がありますから、ここで名を名乗っておきましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/98/8ef86d98aaf5a37deb5eb83968002dbd.jpg)
私が訪問した時は、田中正造旧宅説明ボランティアの方から沢山の説明をして頂きました。この日は丁度、正造の命日(1913年9月4日)で、98回忌でした。何と言う偶然でしょうか。
私が正造の旧宅に来たかった理由もお話しました。母の祖父は正造の支援者の一人で、親交もあり、正造自筆の書簡が母の実家に残されていました。この書簡は岩波の『田中正造全集』に収められています。内容は活動資金の援助と聞いていますが、私はまだ確認していません。
詰まらない事ですが、昨日の記事を書いている時に、「縷」の文字から三國連太郎主演の映画『襤褸の旗』も思い出しています。襤褸は「らんる」と読み、ぼろという意味でしょう。農民のむしろ旗=叛乱のイメージです。1974年に公開され、西田敏行も共演しています。今思うと「釣りバカコンビ」ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/84/9130477fd4b14aab2843eb74be23e49b.jpg)
土間から見えるのが母屋です。クリックすると説明が読めます。ボランティアの女性に案内されて母屋に向います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/e4/23daafcdf7430f6296f5a3b82b4e0496.jpg)
途中、大きなサルスベリがあり、創建当時に植えられたそうです。幹は空洞で樹木医に面倒を見てもらってどうにか生きています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/e3/a40a893741bff2314f509390ed868ebd.jpg)
振り返ると門と、その脇の厠です。この門から、医院として開業していた母屋に患者さんが通っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/9f/3e4c496c1745bab24df9c73069bcd0ef.jpg)
母屋の内部です。画面左手の納戸だった部屋で正造が産声を上げ、手前の板の間で診療が行われ、奥の座敷が医師の居室でした。母屋は元々茅葺でしたから、見上げると当時の小屋組みも良く見えます。現在は管理・防火のために外観は銅版瓦葺となっています。
再び旧宅に戻り、2階も上がらせて頂きました。急な階段、狭い踏みしろで、登るだけでも気を使います。降りはもっと神経を使いそうです。階段を上がって驚くのは、二階の天井の低さです。畳から天井までをメジャーで測定すると、ぴったり一間(1.8m)です。明治の人の身長は低かったのでしょう。
帰ろうとすると「まぁ、お茶でも」ということになり、熱いお茶を頂きました。暑い時期に熱いお茶は返ってスッキリするものです。ありがとうございました。
さらに正造の本葬が行われた雲龍寺 (館林市)に行こうと思いましたが、この暑さで疲れたので次の機会に回すことにしました。次回は旧谷中村があった渡良瀬遊水地を探りたい。ここは自然観察のフィールドとしても興味があります。
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地図でお分かりのように、正造の旧宅は県道に面しています。車でお出かけの方は駐車場が気になりますが、県道を挟んだ向かい側に小中公民館がありここに10台位停められるスペースがあります。正造の墓所を訪れてから反対側の旧宅に足を運びましょう。
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昔の商家風の建物に入ると、入り口左側に係りの方で常駐されているコーナーがあり、ここで入場料の300円を支払います。入場券・3枚折りのパンフレットを受け取ります。上がりかまちには数種類のパンフレットが置いてあります。自由に持ち帰れます。その中には子供向けのパンフレットもありました。デスクの上に署名簿がありますから、ここで名を名乗っておきましょう。
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私が訪問した時は、田中正造旧宅説明ボランティアの方から沢山の説明をして頂きました。この日は丁度、正造の命日(1913年9月4日)で、98回忌でした。何と言う偶然でしょうか。
私が正造の旧宅に来たかった理由もお話しました。母の祖父は正造の支援者の一人で、親交もあり、正造自筆の書簡が母の実家に残されていました。この書簡は岩波の『田中正造全集』に収められています。内容は活動資金の援助と聞いていますが、私はまだ確認していません。
詰まらない事ですが、昨日の記事を書いている時に、「縷」の文字から三國連太郎主演の映画『襤褸の旗』も思い出しています。襤褸は「らんる」と読み、ぼろという意味でしょう。農民のむしろ旗=叛乱のイメージです。1974年に公開され、西田敏行も共演しています。今思うと「釣りバカコンビ」ですね。
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土間から見えるのが母屋です。クリックすると説明が読めます。ボランティアの女性に案内されて母屋に向います。
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途中、大きなサルスベリがあり、創建当時に植えられたそうです。幹は空洞で樹木医に面倒を見てもらってどうにか生きています。
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振り返ると門と、その脇の厠です。この門から、医院として開業していた母屋に患者さんが通っていました。
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母屋の内部です。画面左手の納戸だった部屋で正造が産声を上げ、手前の板の間で診療が行われ、奥の座敷が医師の居室でした。母屋は元々茅葺でしたから、見上げると当時の小屋組みも良く見えます。現在は管理・防火のために外観は銅版瓦葺となっています。
再び旧宅に戻り、2階も上がらせて頂きました。急な階段、狭い踏みしろで、登るだけでも気を使います。降りはもっと神経を使いそうです。階段を上がって驚くのは、二階の天井の低さです。畳から天井までをメジャーで測定すると、ぴったり一間(1.8m)です。明治の人の身長は低かったのでしょう。
帰ろうとすると「まぁ、お茶でも」ということになり、熱いお茶を頂きました。暑い時期に熱いお茶は返ってスッキリするものです。ありがとうございました。
さらに正造の本葬が行われた雲龍寺 (館林市)に行こうと思いましたが、この暑さで疲れたので次の機会に回すことにしました。次回は旧谷中村があった渡良瀬遊水地を探りたい。ここは自然観察のフィールドとしても興味があります。
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この記事でなく「テンプレートを変更」にコメントして頂けると嬉しかったです。
前のテンプレートと比べると文字のコントラストが少なくなっていますね。テンプレートの編集画面を開いて調整しようと思ったのですが、出来ないようです。
とりあえず、右のサイドバーに「文字サイズ変更」がありますので、文字の大きさを「大」として閲覧してください。