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271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

上毛電鉄新里駅(デハ101とホキ1・2)

2011-05-31 04:10:03 | Weblog
大阪で阪堺電車に乗り、群馬に帰ってからも半世紀前のちんちん電車の名残を見つけてしまったので、会いたくなるのは今も走っている上毛電気鉄道(上電、じょうでん)のデハ101です。上電開業時から長らく運行していたこのチョコレート色の電車には私も思い出があります。

中学3年のときは中央前橋⇔赤坂間を電車通学していました。通学の距離と時間が延びたにもかかわらず、学校に遅刻することが少なくなりました。この「上電効果」で志望の高校に入学出来たのかも知れません。

今では考えられませんが、1960年代には駅の駐輪場には自転車が満杯で、通勤・通学ラッシュがありました。赤坂駅で満員電車に乗ると身動きが出来ないこともありました。いつも同じ電車に乗り合わせたのは、紺色のダブルの上着に横長のMのバッジ、M女子高のあの人でした。だから満員電車も悪くない。高校生になってから文化祭で再会して、言葉を交わしました。でも記憶の解像度が低くなって、顔が思い出せないのが残念です。

上電のサイトには「デハ101号車臨時運行情報」が掲載されています。

デハ101がホキ車を牽引して、夏のきれいな緑色の赤城山をバックに走ります。是非皆様撮影にお越し下さい。


土日は用事が入っていたので、時間を工面して月曜日に撮影に出かけました。平日の方が「撮り鉄」も少なかろう、と期待したのです。この日は朝から小雨模様で、新里駅にも鉄ちゃんはあまり見かけません。予想通りです。

駅の側線にホキ車が2両停車して、作業員の皆さんが念入りに砕石に水をかけていました。小雨なのにどうして、と質問すると、中は乾いているから、と答えてくれました。皆さん気さくな方たちなのでのっけから気分が良くなりました。

デハ101の連結作業を見学するために新里駅で入場券を購入します。礼儀ですね。
窓口には手書き張り紙があり、声をかけて入場券(170円)を購入しました。この券も昔ながらのボール紙でハサミを入れてくれました。

小雨の下り線ホームに陣取って、デハ101の到着、ホキ車との連結、引き出し、車両の入替、そしてホキを牽引して砕石散布へ出発までを撮影することが出来ました。




上の動画で「やっぱり若手の運転手には辛い電車ですよ」という声が入っていますが、新人の運転手(ゆうじ君)が苦戦する有様を記録したのが以下の動画です。




現在、上電でお客さんを運んでいるのはかつて京王電鉄井の頭線で活躍した700型です。

ゆうじ君もこの電車の運転には慣れていますが、デハは勝手が違ったのです。




デハの運転台には速度計すらなく、メータは2個の圧力計だけです。速度計が無くてどうして運行出来るのか考えてしまいますが、通過点の時刻を守れば良いのですね。

ホキ車2両を牽引したデハは砕石散布作業に出発しました。その様子を追っかけることが出来ませんでしたが、一昨年の記録を見つけ出すことが出来ました。




鉄ちゃんの気持ちは分かるつもりですが、シャッター音は控えて欲しいですね。狙っているのは「絵」だけでなく、音も採っている人もいる。

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