こんなことになっていたのか。
<九州北部豪雨>がれき大量発生 夏の観光に影響懸念 阿蘇
毎日新聞 7月22日(日)8時30分配信
九州北部豪雨で家屋損壊124件、床上・床下浸水2346件の被害が出た熊本県阿蘇市で、がれきの処理が問題化している。市が設けたがれき置き場は既に大量のがれきが積み上がり、異臭も出始めている。市は業者を通して焼却処分する方針だが、異臭のため中止になったイベントもあり、処理が遅れれば夏の阿蘇観光にも影響しそうだ。
【写真で見る・九州豪雨】熊本県阿蘇市の被害の様子も
市は13日、市農村公園や一の宮総合運動公園など6カ所をがれき置き場にしたが、がれきは増え続け、市民環境課は「今後どれくらい運ばれてくるか予想もつかず、処理のめどが立たない」。
このうち、農村公園では駐車場の半分以上にわたって数メートルの高さまでがれきが積み上がり、異臭が鼻をつく。
市観光協会は農村公園駐車場を会場に、毎月1回、地元の食と農をテーマにしたイベントを続けていたが、8月5日に予定していた第5回は中止にした。「料理販売が主なので、全部撤去できたとしても臭いが残ると難しい」という。
阿蘇市は中高生を中心にした夏場のスポーツ合宿も盛んだが、豪雨を受けて21日までに約10件がキャンセルされたという。【丸山宗一郎】