幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

スタッフロールの裏側

2012-07-02 | 徒然なるままに

エンドロールは、順番いろいろあるんだろうなぁと思っていたけれど、大変ですね。

番組とか、舞台とかでもね。

 

「スタッフロール」とは映画の上映が終わり、出演者やスタッフの名前や役割を紹介するものだ。順序良く流れていくように見えるが、同じ出演者なのに“友情出演”や“特別出演”が付いていたり、本編からは見えない力関係があるに違いない。この答えを、現在新作映画を制作中の井筒監督がラジオで語った。

現在、11月公開予定の『黄金を抱いて翔べ』を制作中の井筒和幸監督が、『井筒とマツコ 禁断のラジオ』(文化放送)に出演した。映画の撮影は終了し、いま監督の頭を悩ませているのが、エンディングで流れるスタッフロールを作る作業なのだという。本作は出演者に、妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行など名立たる俳優が出演する。どうやら、豪華すぎる出演陣が悩みの種のようだ。

このスタッフロールだが、井筒監督によるとハリウッドでは俳優協会の決まりで「登場順が名前順」だとのこと。しかし、日本映画は俳優の格や歴、配役の格など複雑な力関係で決められていく。俳優によっては「○○さんより先にしろ」とお互い譲らない場合があるという。そういう場合は、仕方なく左右一緒に出すこともある。それでも、どちらが右か左かまで文句を言ってくる役者もいるというから厄介である。名前が最初に出れば出るほど格が上だが、最後に出る“止め”も重要な役割で、その名前のすぐ前も格が高い場所なのだ。その間に“中止め”と言って名前が一時中断したりすると、その前後も重要というからこれは本当に複雑だ。

加えて“友情出演”と肩書きがある場合でも、友達だからギャラが発生しないというわけではない。たとえ高倉健が“友情出演”として無料で出演しても、「お車代」として100万円くらいは払わないといけないのだという。

“特別出演”は、主役級の俳優が主役以外で出演した場合に、「自分より格下の作品(または、役)に出演してあげるから“特別出演”にしろ」と要求するケースが多い。

このような複雑な方程式を解き、やっとのことでスタッフロールが完成しても、最後に文句を言って修正を依頼してくる俳優もいるそうだ。この難解なスタッフロールを完璧に作れるようになるまでに、プロデューサーは5年10年掛かると井筒監督は語る。

このような裏話を聞くと、スタッフロールにも本編とは違うドラマがあることが分かる。ぜひ、次回日本映画を観る際には最後まで着席し、この第二のドラマまで堪能していただきたい。

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写実を極める、磯江毅

2012-07-02 | Art

日曜美術館で、磯江毅がやっていた。

写実の本場スペインの巨匠17人に選出されていた。

この人の絵は、何度か観たことがある。

精緻な写実で、ただ描くだけでなく、その物の配置や構成。

内面も見えるように、そのままを描くのではなく、写実ではない部分を入れたり。

同じトーンでも、彼の世界に引き込まれる。

絵に意味があり、深みのある絵だ。

マンチャと呼ばれる、スペインの技法、木炭を指の腹や羊の皮で擦ったりして描くのを学んだとか。

鉛筆や、墨、アクリルなど色んな材料を使って描いていたものもあった。

スペインは公募展で、鳥の写実っぽい日本画の絵で賞をもらって巡回したことがあるなあ。

磯江の作品を観ていると、写実もいいなあと思う。

コメントどうもありがとうございました。

http://homepage2.nifty.com/saihodo/exhibition_g_isoe_2012.htmlから

 

コメント (1)
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