中学校時代にはリーダーシップを身に付けさせたい
リーダーシップを養成できるのは中学校時代くらいです。マイナーなスポーツなどを選べば小さな単位でリーダーになれるでしょう。小さい集団でリーダーシップをとる経験を、中学校時代に経験しておくとよいでしょう。
学校は勉強するところですから、勉強はできるに越したことはありません。「できる子が偉い」のも事実です。ですから、入学後、なるべくお子さまが成績で上位に入れる学校を選んだほうがよいでしょう。ただし、入試の成績が振るわなくても、入学後にがんばればよいのです。ただ、入学後にがんばらなくなるお子さまもいらっしゃいます。せめて中2までは、しっかりがんばってください。
新しい大学入試に対応するために……数学と英語をどうするか
私立大学の文系学部であれば、数学を勉強しなくても入学できる時代が長く続きました。しかし、これからの高等教育において、数学は必須になると思われます。したがって、数学的素養をどのように身に付けるかということが、かなり重要です。今後の、センター試験に代わる大学入試は、数学をある程度組み込んだものになるでしょう。先日、文部科学省が国立大学に文系学部の再編を求めました。実際にどうなるかはまだわかりませんが、現実に、そういう方向性が打ち出されているのです。
また、大学入試が変わろうと変わるまいと、英語はなんとかしなくてはなりません。実際、大学入試に「TOEFL」(英語を母国語としない人々の英語能力を判定する、世界規模のテスト)などが導入されることが、ほぼ決まっています。コンピューターを使ったテストになるでしょうから、発音(オーラル)の部分も必要です。アメリカでは、小・中・高を通じて、ずっと「show and tell(相手に対して物事を話し伝えること、プレゼンテーション)」をしています。自分の言葉で、絵に示して説明することを、何回も何回もやらせます。