スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

猫ブーム

2016-05-21 08:46:11 | 本、雑誌とCD、DVD

 今、世の中は空前の“猫ブーム”らしい。

 ペットとしての飼育頭数が、No.1の犬に肉迫しているらしい。ということは、島猫や村猫、野良などを含めれば、既に犬を凌駕しているのではないだろうか!?

朝日新聞2016.05.15 「文化の扉」


 そういえば、書店にいっても、飼い方などのノウハウや小説などジャンルを問わず、猫に関するものが多くなっているような気がします。そんなブームが原因ではないのですが、昨年1月には小学館文庫の「世界から猫が消えたなら」を、今年4月には集英社オレンジ文庫の猫が拘わる小説を二冊買って読みました。

02_IMGP7663

書名:スミカスミレ
著者:香月せりか
原作:高梨みつば
発行所:株式会社 集英社
初版発行日:2016年1月25日


03_IMGP7664

書名:書店男子と猫店長の長閑なる午後
著者:ひづき優
発行所:株式会社 集英社
初版発行日:2015年8月25日




 いずれも猫が絡んだ物語ですが、SFっぽい、不思議な物語です。
 『スミカスミレ』はコミックをノベライズしたものです。古(いにしえ)の時代に、屏風に閉じ込められた妖猫が、屏風から出してもらったお礼に、主人公の60歳女性を17歳の少女に若返らせることから始まる数々の出来事。
 もう一つの『書店男子と猫店主の長閑なる午後』は、主人公の書店員が猫店長から見せられる白昼夢から、来店するお客が抱える問題を解決していくという物語です。鍵となる猫店長は、見掛けは猫だが実はその姿形がはっきりと知られていない、人の夢を喰うと言い伝えられている獏との設定です。
 どちらも荒唐無稽ですが、罪がなく、時には涙してしまいます。


≪集英社オレンジ文庫とは≫

 2015年1月20に集英社が創刊した、恋愛中心のコバルト文庫派生のレーベル。ライト文芸レーベルであることが特徴であり、ミステリーや連作短編が多い。
 ライトミステリーを中心に、ホラーやSF、ラブロマンスなど様々なジャンルの作品を刊行する。手賀美砂子編集長曰く、「物語好きに贈るライト文芸レーベルで、どの作品にも魅力的なキャラクターが登場する」。
 有村架純と坂口健太郎を起用した創刊時のCMやポスターは印象的。

04_poster

≪余談≫

 この説明にあった“レーベル”とは何か分からないとの問いがあります。レーベルとはlabel(レーベル、ラベル)で、商品に貼り付ける札のこと。転じて「誰々は、或いは、これこれは何々である」と決め付けることです。出版物のレーベルを分かり易く事例をひくと、漫画本だったら株式会社講談社が出版している『週刊少年マガジン』とか、ファッション雑誌だったら株式会社小学館が出版している『CanCam』とか、辞書なら株式会社岩波書店出版の『広辞苑』とか、また、私が好きな文庫本だと△△社『○○文庫』などがこれにあたると思います。






05_IMGP7670

書名:世界から猫が消えたなら
著者:川村元気
発行所:株式会社 小学館
初版発行日:2014年9月23日

  ところで、佐藤健さん、宮崎あおいさん主演映画の「世界から猫が消えたなら」は、2014年10月8日にクランクインし、同年11月22日にイグアスの滝でクランクアップ、今年(2016年)5月14日に公開・上映中です。


【関係サイト】

 ○ 集英社オレンジ文庫HP

 ○ 集英社オレンジ文庫とは(集英社オレンジ文庫HP-おしらせ)

 ○ 小説スミカカスミ(集英社オレンジ文庫HP-書籍検索)

 ○ 書店男子と猫店主の長閑なる午後(集英社オレンジ文庫HP-書籍検索)

 ○ 東宝:「世界から猫が消えたなら公式」HP











この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鶴林寺の花祭り | トップ | アセビとドウダンツツジ »
最新の画像もっと見る

本、雑誌とCD、DVD」カテゴリの最新記事