昨日(2021年11月28日)、テレビで気嵐(けあらし)という言葉を聞きました。突然の事でしたが、“気嵐” という言葉は馴染みがなく、とにかく調べてみることとしました。
11月29日、今シーズン一番の冷え込みとなった近畿地方。 初氷と初霜も観測されました。
兵庫県豊岡市では、霧が湯気のように立ちこめる現象「けあらし」が発生。朝日を浴びながら荒々しくも美しい光景を生み出していました。
知恵蔵mini「気嵐」の解説
海、河川、湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象。気象用語では「蒸気霧」と呼ばれる。
「気嵐」の語源は北海道・留萌(るもい)地方の方言とされ、俳句では冬の季語として用いられている。
夜間に放射冷却によって冷やされた陸上の空気が暖かい海上などに流れ出し、水面の水蒸気を冷やすことによって発生する。
気温が最も低くなる早朝に発生し、昼前には消散する場合が多い。
主に冬の北日本で発生するが、厳冬期には西日本で見られることもある。
やはり北海道の方言でした。でも、西日本でもこの天候現象は発生するらしく、呼び名は“何が何でも”「霧」が一般的だし、敢えて言うなら、気象用語の“蒸気霧”の方がいいようです。