昨年5月、とある会合で、「健康で長生き」をテーマとした公演を管理栄養士の方に依頼しました。会合開催の段取りを進める中、この本に出会い、依頼した講師が準備した公演内容とは異なる長寿の研究結果を知るところとなりました。
講師が準備してくれた内容はとても大事なことで、決して間違っているのではありませんが、それをも覆す内容です。
この本に記載されていることは、約1500人もの“ヒト”を80年間に亘って追跡・観察した結果です。
○どんな人が長生きするのか
○長生きの「常識」の多くは間違っていた
といった長寿の捉え方です。
書 名:長寿と性格―なぜあの人は長生きなのか
著 者:ハワード・S・フリードマン
レスリー・R・マーティン
訳 者:桜田直美
発行所:清流出版株式会社
初版発行:2012年1月27日
こんなことが語られています。
「現代社会は、医療費に莫大なお金を使っている。現代人は薬漬けになり、新しい治療法が生まれると、効果があるかどうかわからなくても、必死に追いかけている。長い目で見た健康や長寿という点から考えると殆ど効果はあがっていない。」
「健康と長寿に関する本の殆どは、食べ物と運動の話で埋め尽くされている。運動、食生活、ストレス、体重。どれも健康に関係ある事柄だ。するべきこと、してはいけないことも、毎日きちんと守り、それを何カ月も何年も続けるのは、一般的にはとても無理なことだろう。」
「現代医療は、テクノロジーに頼り過ぎたり、何でも薬で治そうとしたりする。」
研究の結果は明白に記述されています。
「子供のころどんな性格だった人が、いちばん長生きする確率が高いのか・・・それは明らかに『勤勉性の高い人』だった。」
『勤勉性が高い性格』とはどのような性格なのでしょう。
自己診断テストも沢山記載されていますので、自分の性格を診断してみるのもいいでしょう。