昨年(2009年)10月24日(土)午後、インターネット接続回線をADSL12MからNTT西日本の『フレッツ光プレミアム・マンションタイプ』に変更しました。
ADSLの契約は、2003年4月に家族共用のノートPCを購入したことがきっかけです。各駅でYAHOO BBがADSLルーターを無料配布していた頃です。
《YAHOO BB》
ソフトバンクBB株式会社のADSL回線サービスとインターネットサービスプロバイダ(ISP)サービスとを統合したサービス商標
長男のシラバスへのアクセス、ゼミのレポート提出などに必要となってきたと思えたのがPC購入、インターネット接続の動機でした。
この時、プロバイダーとしてOCNを選び、時の最新のADSL12Mを契約しました。ADSL通信はNTTグループ各社などが出資するアッカ(現、イーモバイルに統合)によるものでした。
最近では高速度のネットワークが普及し、色々なサイトでの表示情報量が増え、少し重さを感じるようになっていました。
一方、昨年の夏、居住しているマンションに4年前から設置しているNTT西日本のフレッツ光のサーバが増強され、NTT兵庫とそのビジネスパートナー各社からの接続変更を勧める訪問や電話を月に2~3回受けるようになりました。
勧誘の連絡がある都度、プロバイダーとの現在の契約を継続する方法と現在のメタル回線によるアナログ電話を存続させることについて教えてくれるように云うと、その人達は途端に“無しの礫”になってしまいました。
10月7日の夜、電話をしてきたNTT西日本のパートナー企業の方に同じことを伝えると、NTT西日本兵庫支店コールセンターのフリーダイヤルに電話して確認して欲しいと言われました。
有給休暇で会社を休んだ8日(木)の朝9:30にこの番号に電話し、同じ話をすると、プロバイダーのことはプロバイダーでないと分からないのでと、OCNコールセンターのフリーダイヤルを教えてくれました。直ぐにこの番号に電話すると、カスタマー・サポートという部署に繋でくれました。
電話にでた担当者(女性)は、私の話を聞くと、
「この電話で接続設定変更の依頼を受けたということで、フレッツ光マンションタイプへの加入、アッカの解約まで全ての手配をしておきましょう。」
と言ってくれましたので、そうして貰うことにしました。
この経験で、個人がインターネット接続回線を変更するときには、キャリアーではなくプロバイダーに相談する方が手っ取り早いと思いました。
この手配で、20日には工事ができるとのNTT兵庫からの連絡がありましたが、私の都合が取れなかったため、24日土曜日の午後にして貰いました。
24日13:50に工事担当者が来宅し、14:20には終了しました。大きなADSLルーターに替わり、その半分程の大きさのONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)とCTU(Customer Network Terminating Unit:加入者網終端装置)が設置されました。電話回線のモジュラージャックには、2分配器と見間違う程度の大きさのスプリッターが差し込まれました。
私の拘りで、アナログ電話回線は残しておきたかったので、フレッツのIP電話にはせず、スプリッターを使って電話機を接続したものです。
工事担当者から渡されたマニュアルを見ながらのCTUの設定は難なく終了し、インターネットに接続できました。
工事担当者と話をしていると、殆どのマンションで、光回線が直引き出来るほど配線のための配管に余裕がないため、MDF(Main Distributing Frame:主配線盤)サイドに設置したサーバと宅内は、既存の電話用に引き込まれているメタル線を利用したVDSLで接続しているとのことでした。
VDSL (Very high bitrate Digital Subscriber Line)とは、xDSLの一つで、ADSLと同じく1対の電話線を使った、非対称速度型通信です。
伝送速度は電話局→利用者方向(下り)が100Mbps、上りは30Mbps~100Mbps。VDSLがこの高速性能を劣化させずにすむ距離は1kmと短いため、マンション内に設置した光通信サーバと建物内の電話回線網を利用して高速な通信サービスを実現する場合に優れているそうです。