ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

2023年8月にテーマ・タイトルを変更(旧は外国語関連)
2015年4月にテーマ・タイトルを変更(旧は健康関連)

〔メモ〕 慢性疲労症候群(CFS)は最近増えているのか?

2013年04月16日 |  今日のメモ

 週3~4程度の更新を目指して、今回はライトな更新にて。

 昨日、東京新聞のサイトで何故かアクセス・ランキング上位にきていてみかけた先週日付の記事をメモしておこう。

原因不明の発熱、脱力感が続く 働き盛りに多発 慢性疲労症候群
2013年4月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2013040902000138.html

 ある日突然、全身の倦怠(けんたい)感に襲われ、疲労や微熱が続く「慢性疲労症候群」(CFS)。働き盛りの二十代~四十代で発症する例が多いが、詳しい原因は不明で根本的な治療法もない。症状はうつ病と似ていて診断は難しく、病気を知らなかったり、認めなかったりする医師もいて、精神科や内科をたらい回しになる患者もいる。 (細川暁子)

 
 記事は長いので上記URLでみてほしいけど、症状関連の記述をみておくと(記事で紹介された女性は3.11前の事例)、

 東京都内の女性(40)の体に異変が起きたのは二〇〇九年三月。三九度の熱が出て、解熱剤を飲んだが一週間以上も微熱が続いた。頭がボーッとして会話の内容が理解できなかったり、少し動くだけで息切れしたりするように。全身の筋力が低下して、次第に鍋がつかめないほどになった。治療を受けたが、症状は軽減せず、半年後にCFSと診断された。・・・

 CFSは激しいだるさや脱力感、微熱が続き、筋肉や関節が痛むのが特徴だ。それが半年以上続き、日常生活に支障が生じていることなどが診断基準で、リンパ節の腫れを根拠にする医師もいる。だが一般的な検査では異常は見つからず、詐病を疑われる場合もある。・・・

 多くの患者は身体的な症状だけでなく、不眠や思考力、集中力の低下などの症状も訴える。東京・池袋の「池袋内科」の井上幹紀親(みきちか)さんは「うつ病との区別が難しく、病院を渡り歩く患者も多い」と話す。。症状としては、内科と精神科にまたがっているため、双方の協力が重要という。


 また、上記記事では、慢性疲労症候群とウイルス感染や活性酸素との関連性が指摘されている。

 発症のメカニズムは解明されていないが、患者の血液を調べると、何らかのウイルスが見つかるケースがあり、倉恒[弘彦(関西福祉科学大教授)]さんは免疫との関連性を指摘している。

 患者は血液中の活性酸素が通常より高いことが特徴で、活性酸素を減らす薬を出すこともある。ただし、現状では、それぞれの症状を軽減する対症療法しかない。通常の日常生活に戻れる患者もいるが、十年以上も症状が軽減せず、苦しむ人もいる。


 ウイルス感染との関連性については、過去記事でも少し触れたところ(ココ)。活性酸素(酸化ストレス)について一言だけ言っておくと、●の影響がある場合でも血中の活性酸素量が多くなると推測される(関連の過去記事はココココ)。

 ついでに、慢性疲労症候群に関し、チェルノブイリ後の国内の状況については、噂話ベースだと、某掲示板の緊急自然災害板から、

611 名前:地震雷火事名無し(福岡県) 投稿日:2012/09/29(土) 01:52:33.73 ID:ulFwTjeP0
 ほ、だよね。同じこと思ってた
 アレルギーやアトピーや、原因不明の「慢性疲労症候群(筋痛症)」とか。怪しすぎ

612 名前:地震雷火事名無し(関東・甲信越) 投稿日:2012/09/29(土) 02:00:06.49 ID:lJiO9rgx0
 >>611
 慢性疲労症候群(CFS)が問題になりだしたのは1990年の前後から。チェルの3~
 4年後な訳だ。奇形の増加が医療関係者の間で話題にされるようになったのは、
 1990年代の半ばあたりから。確実に同じ道をたどるだろうな。


 こちらの一部は過去記事で既出だけど、同掲示板の放射能板から、

680 名前:名無しに影響はない(関東・甲信越) 投稿日:2012/11/05(月) 02:45:53.40 ID:nxq5/YtU
  チェルノの後、1989年前後で慢性疲労症候群に罹患したよ。快復に2年掛かった。
  原因不明で治療法なし。安静にしてるしかない。体はダルいし、物が覚えられ
  ない。頭の中に消しゴムがあるかのように言葉が消えていく。思考が停まる
  から本も読めない。学生の頃だったから何とかなったがね。

699 名前:名無しに影響はない(やわらか銀行) 投稿日:2012/11/05(月) 11:24:40.91 ID:whx1+ufO
 >>680
 自分は1991年にぶらぶら病みたいなのになった。
 微熱(37度4分位~38度くらい)が三年くらい続いたよ。常に風邪ひいてるような状態。
 当時は慢性疲労症候群について、また医学界でもメジャーではなかったみたいだね。
 普通の町医者にはまったく診断もできなかった。
 「疲労するほど何してるの?」とか「運動でもして気晴らししたら?」とか言われた。
 血液検査しても確実な異常がみつからなくて、大学病院行っても診断がつかなかった。
 家族は医者による「何々病」という診断がないから、怠け病としかみてくれなくて、
 毎日暴言吐かれて辛かった。働けないなら体売って稼げとかね。。
 三年目くらいから少しずつ熱がひいていき体力も回復し、友人達からの励ましや
 協力も得て働けるようにもなった。


[関連記事]
肥田舜太郎 氏(4)-生き延びた人  2012/4/1
肥田舜太郎 氏(5)-症例に関する様々な談話  2012/4/2
慢性疲労症候群 (CFS) 〔YNNチェルノブイリ報告から〕  2012/5/5

慢性疲労症候群と放射性降下物 (1)  2012/5/8
放射線療法の副作用との類似性 (2) 倦怠感  2012/6/7
「コルチゾール過剰症候群」とステロイド剤の副作用 (7-2)  2012/8/26  (既出)