ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

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〔メモ〕 過去の経験に学ぶ

2013年03月23日 |  今日のメモ

[更新履歴:3/24追加]

 

 排気ガス、季節の変り目、汚染スギ花粉ときて体調が狂い更新をサボっていたところ、そろそろリハビリを。手抜きで短く。

・3/24追加:そういえば、3/10には「煙霧」もあったな。その後も強風の日が多かった。東京新聞と株式会社ART2のサイト「ベスト アンド ワースト」の記事から、

都心 最速ぽかぽか もやもや煙霧
2013年3月11日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031102000135.html

・・・前線通過に伴い強風も吹き荒れ、舞い上がった土ぼこりで視界が悪くなる「煙霧」も発生。都心では一時的に二キロ先までしか見通せなくなった。・・・

【煙霧も放射能汚染!】首都圏襲撃の「煙霧」は4362ベクレルだった!
2013年3月22日 00:00 
http://www.best-worst.net/news_azrUmhARxW.html

 

 ●の影響が評価されている現状にかんがみると、過去の経験に学ぶ必要があるだろう。歴史は繰り返すのだから。

 公害発生時における政府の企業寄りのずさんな対応については、水俣病の教訓が、●の影響下での健康被害の状況は、チェルノブイリの経験が参考になると思われる。

 先ず、水俣病の教訓については、某掲示板でよくみかけたような気がする10項目のまとめを毎日新聞の記事から引用すると、

かつて水俣を、今福島を追う アイリーン・美緒子・スミスさんに聞く
2012年02月27日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120227dde012040007000c4.html

■水俣と福島に共通する10の手口■

 1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
 2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
 3、被害者同士を対立させる

 4、データを取らない/証拠を残さない
 5、ひたすら時間稼ぎをする
 6、被害を過小評価するような調査をする

 7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
 8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
 9、海外に情報を発信しない

10、御用学者を呼び、国際会議を開く

 いろいろ思い当たる出来事があるだろう。最近のものを一つ指摘しておくと(政府ではなく県のずさんな対応だが、上記4の関連)、毎日新聞の記事から、

第1原発事故:福島県が放射線データ消去 緊急測定半年後
2013年03月09日
http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040147000c.html


 次にチェルノブイリの経験については、簡単なまとめで先程みかけたものを某掲示板の緊急自然災害板から、

541 名前:地震雷火事名無し(愛知県) 投稿日:2013/03/22(金) 18:24:42.96 ID:3REdCzBm0
  コピペ
  今の日本はちょうどチェルノの安全宣言したところに相当

  チェルノブイリ事故から2年後の1988年4月26日
  ソビエト保健省「汚染地帯の住民に対するチェルノブイリ原発事故の健康被害はありえない」 ←日本はまだこの段階
  ↓
  88年~、ウクライナ、ベラルーシ汚染地帯で病気が爆増 ←今年・来年の日本
  ↓
  ソ連政府、慌てて土壌汚染調査を行い、セシウム137の汚染マップをプラウダに公表
  ↓
  保健省の安全宣言からたった1年後、ソ連政府ナロジチ地区、ポレスコエ市の30万人住民の避難を決定(89年3月)
  ↓
  事故4年後、ソ連は病人の増大に対処できず、世界対してに医療支援を要請(キューバが2万人を受け入れ)
  ↓
  1991年、ソ連政府チェルノブイリ法を制定(0・5μ以上を移住義務地域、0・1μ~0・5μまでは移住権利地域)
  ↓
  1991年12月、ソ連崩壊 (強調は引用者)


 この元ネタは多分、京大原子力安全グループがまとめた新聞報道集だろう。京大のサイトからではリンクが切られているようで到達できないので、他力本願で、リンクをまとめた記事を「正しい情報を探すブログ」から、

京大原子力安全グループがまとめたチェルノブイリ事故直後の報道記事 !今の日本と似ている?
2013年01月25日
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11456712160.html
 

 水俣病の歴史を調べれば政府のずさんな対応が浮き彫りになるのだが、時間が経つと残念ながら、この点も風化してしまうのだろう。多分政府は、次の条約の採択で諸外国に対し胸を張るのだろう。サイト「恒久平和のために(WP版)」の記事から、

「水銀に関する水俣条約」合意 10月、熊本で採択
2013年1月29日
http://12a09.wordpress.com/2013/01/29/%E6%B0%B4%E9%8A%80%E6%9D%A1%E7%B4%84%E4%BA%A4%E6%B8%89%E3%80%80%E3%80%8C%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E3%81%AE%E6%95%99%E8%A8%93%E3%82%92%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E3%80%8D/


 水俣病では1959年に真の原因(有機水銀説)が暴かれていたようだけど(例えば、ウィキペディア日本語版から、水俣病 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85)、その規制が国際条約化されるのは50年後、あるいは次の世紀ということらしい。


 思うに生きている間に「チェルノブイリ・フクシマ条約」にお目にかかれれば、かなり凄いことなのだろう。