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とある病気(大腿骨頭壊死)の認識向上ステマが始まったのか?

2013年08月29日 |  今日のメモ

〔更新履歴:9/1追記〕


 短くいこう。このブログではコルチゾール過剰原因説というのを展開しているわけだけども(関連の過去記事はココ)、妄想に近いよなと反省することも多いのだが、そうでもないようだ。


 コルチゾール過剰原因説というのは、簡単に言えば、

●の影響 →酸化ストレスの亢進 →コルチゾールの過剰分泌 →交感神経の緊張

という流れで心身に異常が発生するという話である。

 この流れは、実は心理的社会的なストレス(いわゆる精神的なストレス)の場合にも類似の状況となるのだが、違いは、異常の出方にあると考えられる。●の影響の場合に特徴的なのは、
  ・骨がとけること (骨粗しょう症。骨軟化症もあるのかも)、
  ・骨の血の巡りがわるくなること (骨頭無菌性壊死。これについては過去記事ココ
だろうと思われる。


・9/1追記:
 ●の影響と心理的社会的なストレスの影響とで異常の出方に違いが出るのは、後者は断続的なものであるのに対し、前者は連続的なものであるためと推測される。分かりやすく言えば、後者は、就寝中や笑っている間などには影響がほとんどなくなるだろうが、前者は、転地(保養)とデトックス(有効な方法は未だ見つかっていないが・・・)をしない限り、影響の程度は一日中ほぼ変化がないと言えるだろう。


 骨がとけることが進行した場合は骨折として問題化するだろうが、これは多くの人にとって馴染み深いものだろうだろう。他方、骨頭無菌性壊死は、主に大腿骨頭壊死が多いようだが、どちらも聞いたことがない人が多いのではないだろうか。

 このため、仮にコルチゾール過剰原因説が正しいとすれば、●の影響によりいずれ発症が増加してくるだろうから、骨頭無菌性壊死あるいは大腿骨頭壊死を人々にとって馴染み深い病気とするために、いずれ大手メディアにおいてステマ(ステルス・マーケッティング、隠れ宣伝)が行われるのだろうとみていたのだが・・・


 ついにそれが始まったとみられる。ツイートから、 

@sean893 8月24日
変な記事。→大腿骨頭壊死 毎日ビール大瓶16年継続で発症リスク4.4倍に http://www.news-postseven.com/archives/20130823_206357.html… @onodekita


 上記で引用の記事では、馴染みのない病気(大腿骨頭壊死)と馴染み深い飲料(ビール)との関係性を強調する内容になっているようだ。馴染みのない病気を知ってもらうことが目的だろうから、ツイート主が何となく違和感を感じたのも当然ではないだろうか。

 その内容をみておくと、ニュース・ポストセブンから、

大腿骨頭壊死 毎日ビール大瓶16年継続で発症リスク4.4倍に
2013.08.23 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20130823_206357.html

 大腿骨は身体でいちばん長い骨だ。股関節から膝まで伸びており、股関節に繋がる“くの字”形の付け根部分が、胴体と脚との継ぎ目として身体を支えている。大腿骨頭壊死(だいたいこつとうえし)は、くの字になった大腿骨頸部の動脈の血管が詰まり、その先に血液が流れなくなって骨細胞が壊死する。壊死した部分と生きている骨の境目で骨折が起こり、骨がつぶれて激痛を生じる。

・・・日産厚生会玉川病院股関節センター長の松原正明医師に話を聞いた。

「発症の危険因子としては、ステロイド性、アルコール性、原因不明の特発性に分類されますが、発症のメカニズムは不明です。男性はアルコール性が多く、ビール大瓶1本を毎日16年間も飲み続けると、休肝日を設けている人に比べて発症リスクが4.4倍も高くなります」


 今後はこのようなステマが続くような気がするが、さてどうなるだろうか。


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