まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ドック・オブ・ベイ‥ 岸壁か防波堤か船着き場

2015年12月10日 | 日記
ドック・オブ・ベイ‥この歌が 彼(オーティス・レディング)の最後の曲になった。

ドックと言うからには造船所だろうくらいに思って聞いていた若い頃。


ぼんやりと帯状の今日の夕焼け。
雨が上がってつかのまの夕焼け。
しみじみと…聞いている。

Sittin' in the mornin' sun
I'll be sittin' when the evenin' comes
Watchin' the ships roll in
Then I watch 'em roll away again, yeah

朝日のなかで座ってるんだ
夜が来るまでずっとこのまま…
船が港に入ってくるのを眺めてる
そしてまた出ていくのをじっと見てる俺…

I'm sittin' on the dock of the bay
Watchin' the tide roll away, ooo
I'm just sittin' on the dock of the bay
Wastin' time

港のドックに座って
引き潮を見ている。
港のドックにただ座っている俺。
時間をつぶしてるんだ。

I left my home in Georgia
Headed for the Frisco Bay
'Cause I had nothin' to live for
It look like nothin's gonna come my way

ジョージアの家を出て
サンフランシスコ湾を目指した。
生きる目的も持っていなかったから
たぶんこの先も何もない人生なのさ。

この歌は 造船所の歌ではない。
もちろん。
岸壁か防波堤か船着き場のそばで…報われる事の少なかった自分の人生を歌う。
Try A Little Tenderness・Hard to Handle・独特の歌唱法でソウル・ミュージックにも 私にも影響を与えた。

深いコクと更に深い味わいの魅せられる声‥が冬空の下で響く。

息子にまで伝承されているのが 彼の魅惑的な喉である。

歌は国境も世代も超えて…歌い継がれていく。

羨望するのみ。

寒さが関節に効いてきた。

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