まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

李さんのお話 3

2013年04月29日 | 日記
李さんは、大変な人である。

これは、私の本音です。

さて本音、本音と言っている。よく使っている言葉ではある。
私自身、私の本音をどこまで理解しているのだろうか?
疑問がわく。

李さんと私は長い間連れ添っているのだが、大変な男と暮らしている
私とは、どんな人間なのか。

振り回されて、取り乱しながらも取り繕って生きている私。

つくずくわが身がうとましくなる。これが本音だろうか。

職場では賃仕事。時間給も雀の涙。責任は給料袋と同じで軽い。
遣り甲斐もない。
李さんは大変と愚痴ることで、己を肯定し社会を肯定していく。
入口も出口もない、空転の惨めさだけが残る。

自分と出会えなければ、自分の中の本音とも出会えない。

自分が、自分がと言いつのりながら、己の本音を拠り所に社会とかかわる。
人間と関わる。

生き難い世の中だからこそ、自己肯定もする。
怒鳴りもすれば、取り乱しもする。

これが本音なのか。

あれやこれや、そんなこんな、いろんな思い全部ひっくるめて私がここにいる。
李さんもいる。おるのよねぇこれが。







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