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融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

「ラマーディーの悪魔」&「伝説の狙撃手」…アメリカン・スナイパー

2015年09月05日 | 日記&映画
戦争映画には…名作が多い。

古い所では、史上最大の作戦~遠すぎた橋…
ジョニーは戦場へいった…ディア・ハンター…地獄の黙示録…
アッテンボロー監督の素晴らしき戦争。

プラトーン…フルメタル・ジャケット…スターリングラード。
ブラザ―・フッド…ブラック・ホーク・ダウン…パールハーバー。
グッド・モーニング・ベトナム…
そしてプライベート・ライアン。
ランボーもハンバーガー・ヒルもカジュアリティ―ズも……

最近では戦火の馬…ハート・ロッカー…ゼロ・ダーク・サーティ~フューリー。

傑作が多い…駄作は二作品くらいだわ。 ふぅふぅふぅふぅ…含み笑いだ。

日本映画も入れるとブログが終わる。
観てきた映画ばかり羅列して終わるブログもいいかもしれない。
ふふふ。

戦争で影響を受けない人間はいない。
前線の兵士も その家族も 心がどんどん蝕まれていく。

〝お国の為に戦う〟という言葉ほど恐ろしい…意味のない物はないし…個人(人間性)から乖離した言葉もない。

アメリカン・スナイパーは、クリス・カイルと言う男の伝説。
ネイビー・シールズ史上 最高の狙撃手。
静止した的よりも動く的の方が的中力が高い。

イラク戦争の悪夢の中で、仲間を救うために160人以上(一説には255人)を射殺。
イラクにとっては〝悪魔〟 アメリカにとっては〝伝説〟

好戦的すぎるだとか、ヒロイズムを強調しすぎだとか、アメリカイズムだとか…
アメリカ万歳映画とか…そんな映画評があったが…
どんな観方をすれば…そんな感想が言えるのか…疑問しか湧かない。

監督クリント・イーストウッドは…一歩も二歩も下がった視点で淡々と事実を伝えようとしている。
御年84歳?85歳 か…彼の衰えることないスタミナとプロ意識を感じる。

「人間には三種類ある。
羊、狼、番犬…私は番犬になりたい。
只、家族だけは守る」…映画の中でクリスが語る言葉。

悪など存在しないと思う人間は、悪が訪れた時に自分を守れない。

アバーを着た美しい女性…10歳位の男の子。
建物の中から出てきた2人。

女性がアバー(民族衣装)の下に隠し持っていた〝対戦車手りゅう弾〟を男の子に手渡す。
瞬間…クリス・カイルの引き金が子供の胸を貫く。
その後 女性が死んだ子供の手りゅう弾を拾い上げ戦車めがけて投げる直前…銃弾がまたも炸裂。
日を改めて二回目を観た。

戦争映画はその根底に必ず反戦と言う意識が存在する。
戦争が終わり…テキサス州の射撃場で、若い海兵隊員に、射殺されてしまうクリス。
現実は理不尽で悲しい。

事実を写し出すという事は…主人公のクリス・カイルが語るという事だ。

映画は見事にクリスが語っていた。

監督も俳優(ブラッドリー・クーパー)もすべてが素晴らしい。

「戦争での犠牲者を描きたかった」
イーストウッドの言葉である。
長生きをして、又名作を撮ってほしい。

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