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融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ドラマ…トンイを見ながら考えた。

2014年07月14日 | 日記
英祖(ヨンジョ)は李氏朝鮮時代の21代国王(在位:1724年8月30日 - 1776年3月5日)
朝鮮王朝の歴代君主中最も長生きした君主であり、在位期間もおよそ52年間と…最も長かった。
母は和敬淑嬪崔氏。
彼女が〝トンイ〟のモデルになっている。
宮廷の下働き(下女)であった。であった等、諸説ある…身分が低かったのは事実らしい。
ドラマでは出身として描かれている。
主人公の〝トンイ〟は聡明で勇気のある女性である。
(可愛いい美人)でスタイルも良いし(チャーミング)‥ 粛宗(スクチョン)李氏朝鮮第19代国王(英祖の父)に愛されるのも解る。
女優ハン・ヒョジュさんの代表作になった。

テーマは重い。
権力と階級制度。
階級に関係なく…失しなってはいけない人間の尊厳。

重すぎると視聴者が離れる。
でたらめのでっち上げで 受けを狙うと下品になってしまう。

イ・ビョンフン監督は事実(縦)と謎(横)の糸を絡ませたり、緩ませたり、時には縦糸を切ったりもしながら。
切った糸口は歴史の中に埋もれて風化する所を正義の針(人間の良心)がすくいあげて横糸で留める。
謎喜怒哀楽(心象風景)が一枚のおおきな絨毯に織り上げられていく。
ハラハラ、ドキドキの場面と一息つける場面のバランスが絶妙で家族で楽しめるドラマだと思った。

 都 漢陽…右手(景福宮・宮廷)
李朝時代宮殿が五つあった。
景福宮は王宮である。
豪華で広い。

宮廷内の権力闘争と人間関係だけでも簡単ではない。

王族には品階があり、貴族(両班)は派閥で争っている。

出身である〝トンイ〟は何度も殺されそうになる。

女官から成りあがりのチャン・ヒビンの陰謀がすごい 毒殺も辞さない。
王の寵愛が〝トンイ〟の出現で離れていくのが怖い。
嫉妬で美しい顔までも失っていく…〝トンイ〟よりも華やかで頭も切れるし美人であるのに。
我欲で動くと醜くなるという見本を見せてくれる。

濡れ衣を被せたり、女官に嫌がらせをさせたり、放火までもと散々な目にあわせるがそれでも…〝トンイ〟は生きる。

 (夜の漢陽…現在のソウル)

王宮は権力の巣窟。
闇にまぎれて権謀術数をめぐらす悪人の舞台にふさわしい…感じがする。
権力なぞと無縁なので、想像するだけなのが悲しい。

世界中のほとんどの社会では、社会の発展に伴う貧富の差や権力の分化により、歴史的に何らかの階級(階層)制度が存在してきた。

『これまでのすべての社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
経済が社会の土台であること
すべての歴史は階級闘争の歴史であること
プロレタリア革命は一階級の解放でなく人類全体の解放であること』

カール・マルクスの言葉を思い出している。

〝トンイ〟を見ながら考えた。

権力者がマルクスを嫌いになるのが良く解る。




































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