ボードゲームを始めよう

ボードゲームは知的で楽しく、子供から大人まで楽しめる

メビウス能勢さんにインタビュー前半

2005年12月15日 23時59分00秒 | TGF2005
テーブルゲームフェスティバル2005におきまして
メビウスゲームスの能勢さんにお話を聞いてみたいと思います。
時間がおしてましたが能勢さんはナチュラルな関西弁で快く答えていただきました。

■・・・sirou  ・・・能勢さん

■それでは宜しくお願いします。
ボードゲームのお店を出すきっかけを教えて下さい

あまり劇的な話でなくて申し訳ないんだけれども、
私が40歳を過ぎたときに脱サラしました、しかしボードゲームのお店を出そうと脱サラしたわけでは決して無いんです。正直思いつきで始めました。逆にあまりにも(ボードゲームを)知らなかったから出せたのだと思います。
当時・・・今でもそうですが、ボードゲームのお店をやって食べていけるなんて絶対ないんです。それを分からなかったからやれた、ということです。

実はボードゲームだけではなくて、
パズルとボードゲームの店をしようと思っていました。
それはなぜかと言うと・・・
ちょうど今から15年くらい前でバブルは終わっていました、
流行言葉で「暗い・明るい」というのがありました。
何かを真面目に考えることは「暗い」ことで、
おちゃらけることは「明るい」ことだ。
真面目に話したり、真面目に取り組むことは「暗い」、
もっとノリでやろうよ みたいなのがものすごく嫌でした。
ボードゲームはものすごく頭使うわけではないですけども
知的な遊びって絶対面白いし、暗いわけでも何でもない。
そういうのをやってみたいな という思いつきなんです。

ボードゲームのお店を出すことにで色々あたってみました。
たまたま知ってるところがあってお店を始めました。
ボードゲームを置きました。売れません。
まったく売れません。
どうして売れないかというと人気がありません。
ここに居る方の先輩たち(コアな方達)が持っているようなゲームしか置いてなかったんです。


■メビウスの名前の由来を教えて下さい。

パズルとゲームの店だったから、パズルをイメージできる名前です。これも思いつきですね。
その後ドイツから輸入する時に、能勢商店よりはるかに覚えてもらいやすかったです。


■お店のカラーを教えて下さい。

まだまだドイツから仕入れしてるお店は少ないです、
メビウスの使命としては日本に色んなゲームを紹介するということです、小売をするというよりは 小売屋さんに卸す、メビウス便などで、少しでもなるべくたくさんのゲームを紹介したい。ということです。


■ルールの和訳はどのようにやっていますか?

友人でずっとやってくれる方がいてくれて、
図を入れたり構成などは私がやります。
ゲームの訳っていうのはドイツ語ができるから訳せるってわけではなくて、ゲーム全体の構成が頭に入って、日本語として出力しないとゲームの訳にはならないので、そういう意味ではその方はすばらしい方だと思います。


■お店をやってきた中で大変なことは何ですか?

気楽にはやってますが、ある程度売れるようになるまで苦労しました。今ではゲームしか置いていませんけども長い間クリーニング屋兼業してたりしました。割合としてはそっちの方が収入がありました。クリーニング屋の副業でゲームを置いてると思ってる方は多かったと思います。私はそうは思いたくなかったんですけど(笑)