カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

耳の中まだ鳴いている夏のセミ

2017-10-06 11:29:52 | 日常あれこれ
 猛暑の夏も終わって秋も中秋という時期を迎えているのに、耳の中のセミは鳴き止まない。

 終日シーに近いジ~と集団で鳴いていて、何かに集中していれば気にならないのだが、耳に意識がいくと鳴き始める。

 意識しなけりゃ良いと思うのだが、例えば携帯で話すとき嫌でも耳に持って行くし相手の声に耳を澄ますことは即ち耳を意識することになる。

 耳鼻科に通院して薬を3週間分処方して貰っていたのだが、無くなったので今日も通院した。

 これまで薬を2度替えているが効果は現れない。

 耳鼻咽喉科は子供の患者で混んでいて、まさに小児科の様相を呈している。

 突然大泣きしたり、大声を出したりする子供達の声は頭の中にガ~ンと反響するほど聞こえるのに普通の会話が聞きにくい。

 病院の待合室はさながら子供天国だが、名前を呼ばれた小さな女の子が母親に「泣いてもいい?」と聞いていた。

 「うん、いいよ」と母親は答えていたが、手を繋いで待機室に歩きながら「泣かない方がいいかなあ・・」と付け加えていた。

 こんな微笑ましい会話も世の中にはあるのだと久々愉快な気持ちになった。

 3種類目の薬を試してみますという医師の言葉に、ハイ分かりましたと元気に答えてしまった。

 
 パア~っと劇的に改善しなくてもいいから、雑音が半減するくらいになってくれないかなと思う。

 
 今頃はスッキリした秋晴れの季節なのに、晴天は長く続かずドンヨリした日が続く。

 せめて耳の中のセミが「鳴いてもいい?」と聞いてくれたら、「泣かない方がいいかなあ・・」と取り敢えず答えておいて、鳴く時期と場所をわきまえるならいいぞと妥協してもいい。

 「耳の中まだ鳴いている夏のセミ」

 
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