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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

住民が知らなかったお祭り

2016-08-28 08:31:18 | 人声人語
 昨夕庭の水まきをしていると、どこからか音楽が聞こえてきた。

 街角やちょっとした催し物の会場で流される、BGMや会場盛り上げ用とは異なる選曲にちょっと興味が湧いた。

 そう言えば昨日ウオーキングの帰りに復興屋台村の駐車場の一角に舞台が出来ていて提灯がぶら下がっていたのを思い出した。

 
 (復興屋台村)

 きっと地域の復興ミニ夏まつりで盆踊りかカラオケ大会でもやるのだろうと思った。

 水をまきながら耳を澄ますと軽快な生演奏であることが判って、そうそうに様子を見に行った。

 
 (舞台の上で演奏する人たち)

 我が益城町の中学校のブラスバンドは全国のコンクールで優勝するほどで、以前文化会館で素晴らしいジャズを聴かせもらったことがある。

 熱心な指導者に恵まれると子供達も豹変する好例だと思った。

 今回の舞台上では黄色の法被を着て演奏していて子供と大人の混成のような感じをうけた。

 よくよく見ると、テレビカメラが撮影していて中継車がアンテナまで上げている。

 お祭りの報道のためのVTRカメラではなくて、現場からの生中継が準備されているのだ。

 住民への祭の周知は何も無く、通りがかりの町の人や子供達は何事だろうという顔をしながら通り過ぎて行く。

 観客は屋台村に勤務する人達らしき10人ばかりで、さかんに手拍子を叩いていた。

 夕方のウオーキングに今週から参戦した配偶者を誘い、コースを変更して舞台を見に行くことにした。

 近づくともう音楽は止んでいて、カメラマンが一人通行人などを撮していた。

 「そう言えば、確か今日から24時間テレビじゃないかな」と配偶者が言う。

 地域のお祭りにしては塗装まで施していて、舞台の念の入れように感心したものだったがテレビのセットだと判ると途端に見るのも嫌になってしまった。

 24時間の中の一コマのために、切り取られた跡の無人の舞台の静けさは、日本のテレビが臆面も無く垂れ流す害毒の残渣のようで無性に腹が立ってきた。

 
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