緑川の河原に小石を拾いに出かけた。
庭の一部に凹みが出来て、雨水などが溜まると歩きづらいので、小石を少し敷いてみようと思ったのだ。
小川は近くにあって、それなりに小さな砂利もあるのだが、ささやかな小川にちょっと気の毒だった。

県下で1・2を競う流量を誇る緑川だが、川岸は護岸工事がなされ水辺まで草が生い茂っている。
バケツ半分ほどの砂利を探すのにかなり車で走り回った末にやっと河原に降りることの出来る場所に出会えた。
燗をつけた「かっぽ酒」の竹と焚き火の跡もあって、何やら楽しかったらしい宴の後が残っていた。
付近には黄色の絨毯のような菜の花畑が広がっていて、絵に描いたようなのどかさ。

菜の花もいろんな種類があって、寒のうちから咲き始める品種もあるので、一概に暖かい地域とか暖冬の影響だなどとは言えない。
それでも、吹き渡る風はまだ冷たくとも、花は揺れながら春がそこに来ていることを教えてくれる。
ネコヤナギといい、石ころの河原といい子供の頃に意識しないほど見慣れたものが、探すのに苦労する時代になってしまっていることに今更ながら驚く早春の一時だった。
庭の一部に凹みが出来て、雨水などが溜まると歩きづらいので、小石を少し敷いてみようと思ったのだ。
小川は近くにあって、それなりに小さな砂利もあるのだが、ささやかな小川にちょっと気の毒だった。

県下で1・2を競う流量を誇る緑川だが、川岸は護岸工事がなされ水辺まで草が生い茂っている。
バケツ半分ほどの砂利を探すのにかなり車で走り回った末にやっと河原に降りることの出来る場所に出会えた。
燗をつけた「かっぽ酒」の竹と焚き火の跡もあって、何やら楽しかったらしい宴の後が残っていた。
付近には黄色の絨毯のような菜の花畑が広がっていて、絵に描いたようなのどかさ。

菜の花もいろんな種類があって、寒のうちから咲き始める品種もあるので、一概に暖かい地域とか暖冬の影響だなどとは言えない。
それでも、吹き渡る風はまだ冷たくとも、花は揺れながら春がそこに来ていることを教えてくれる。
ネコヤナギといい、石ころの河原といい子供の頃に意識しないほど見慣れたものが、探すのに苦労する時代になってしまっていることに今更ながら驚く早春の一時だった。
