白井 一裕 社長のブログ

梅干しが基本の日々。 死ぬまでチャレンジ!思ったこと、感じたことを綴ってみます。 

木目の話

2016年03月08日 17時19分21秒 | 建物デザイン

某神社の参拝者の為の待合室の壁と障子です。

この木目が、木造建築には重要です。(この建物は鉄筋コンクリート造ですが、見える部位は木造っぽく演出しています)

不思議なもので、職業柄、木目を目で追ってしまいますね。同じ木目だったら、幻滅してしまいます。

それぞれが、違う木目で安心しました。

木は上に伸びるので、木が伸びる方の木目を、上にして施工しなさいと、習いました。

木造の柱も木の根元は、土台側に建てなさいと習いました。

木は、手の油を嫌います。

「ねえ、大工さん!木目がある天井材の仕事は、なぜ、軍手をはめて作業するんですか?」

『木を直接触ると、後で木から手の油が浮いてくる時があるからだよ』

確かに、和室の木目の天井に、人の顔のような、動物の足跡のような物を見た事があります。

天井の木目で、子供の頃、怖い思いをした人が、けっこう居る気がします。 

 

 

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