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「隣の芝生は・・・ 」格差社会について

2006-03-24 18:18:04 | Weblog
3月24日の日経新聞「隣の芝生は・・・ 点検 家族格差」では、村上龍氏のインタビュー記事が載っていました。

「重要なのは統計の分析結果ではなく、『自分たちは恵まれていない』『もっと恵まれている人がいる』と考える人が多くいること」

「隣の芝生が青く見える人は暇なんだと思う」

「自分に向く仕事を見つけ、充実した生活を送れていれば決してセレブな暮らしを
している人をうらやましくは思わない」

「『勝ち組』『負け組』という区別は問題を隠蔽する。実社会はそんな二者択一で
はなく、ハッピーに生きる道はたくさんあることを子どもたちに知ってほしい」

「人間だれもが自分の柔らかな「心のコア(核)」のようなものを守る盾(シール
ド)が必要だ」

「知識やスキル、それに親しい友人や家族のように個人に属するものと、会社や地
域社会といった外側にあるもの、おおまかに2種類がある。これまでの日本社会は外側のシールド、会社組織などに依存する傾向があった。」

「もっと自覚的に個的な戦略を持つほうがリスクが少なく合理的だ」

最近いろいろなところで「格差社会」という言葉を見かけますが、その文化(心理
的)面での本質を鋭く指摘しています。

村上氏は単に格差社会について騒ぎ立てるのではなく、そういった社会で生き抜いていく方策まで示しています。

「シールド」の本が早く読みたいです。


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