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ふるさと納税制度

2007-05-12 18:37:17 | Weblog
ふるさと納税 具体化着手 自治体間で奪い合い? 行政サービス不公平感?(産経新聞) - goo ニュース

 「ふるさと納税制度」が急に話題となり始めた。
 菅総務相の構想では、約1兆2千億円の税収が都市部から地方へ移るらしい。

 何故、この制度が提唱されるのか。
 ①公共団体間の税収格差を是正するため
 ②税収アップすることによる地方の活性化
 ③「地方へ配慮しています」という選挙対策???

 今日の新聞でもこの制度の問題点が既に列挙されている。
 ①あくまで選択制なので、富裕団体から困窮団体に税が移動するとは限らない
 ②地方税を納める「受益者負担の原則」が崩れる
 ③徴税コストの増  など

 公共団体間の税収の偏在を是正するとう目的だけであれば、上記のような問題がある「ふるさと納税制度」より、法人事業税の分割基準の見直しや、地方消費税の税率を上げたうえで、配分方法を見直す方が、簡便かつ効果的ではないだろうか。

 しかし、地域の活性化や、都市部の人に「地方」を意識してもらう効果を目指すという強い決意があり、「税」の本質を侵してまで推し進めようという決意があれば、おもしろい取り組みかもしれません。

 技術的には、「ふるさと」に納税した金額を、住所地に納税額から控除できるようにすれば、それほどの徴税コストの増を招かなくても導入できるのでは。実際、公的団体やNPO団体に対する寄附を税控除する仕組みもあるのですから・・・)

 本当に導入するとすれば、都市部の地方公共団体や税の専門家は反対するでしょうから、極めて政治色の強い案件だと思います。

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1 コメント

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ふるさと納税に反対 (tonton21)
2007-05-27 09:11:25
また、自民党が選挙目当てに地方対策を始めました。
どん百姓の機嫌をとるのもいい加減にして欲しい。遅れている地方にいくら金をばらまいても無駄。大事なお金は東京等に投資し、国際競争力を高めるべきである。
地方に道路を造っても、1日何人がその道路を使うのか。その金で東京の道路を修理したほうが、はるかに有意義だ。どん百姓の機嫌をとるのを止め、東京をもっと便利にしない限り、日本の未来はありません。議員も田舎の出身者が多いので、国会もどんくさい。
今の日本の国会は、どん百姓国会だ。
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